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45 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
灰谷作品の原点,
By にあぁ (広島市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 兎の眼 (角川文庫) (文庫)
2006年11月に逝去された、故灰谷健次郎氏の文壇デビュー作。1997年の神戸連続児童殺傷事件の報道姿勢に対して新潮社からの版権引き上げなど、政治的な立ち位置は賛否両論あろうが、本作について言えば、日本における児童文学の金字塔であると断言できる。 なにより私自身が小学校4年生で本作に触れて以来、30年余何度読み返したかわからないが、そのたびに心が洗われる。もうほぼ一言一句を覚えており、ここで来るというのはわかっていても涙がにじんでくる。 私に学校の先生になることをあきらめさせた作品であり、大きく人生が変わった。とても子供に対してここまで向き合えないなとあきらめた覚えがある。 ここまで良い人ばかりいないし、先生も良い先生、悪い先生があまりにステロタイプな区分になっている。そのような点は批判の対象になりえるだろうが30年読み続けて今まだ色あせない。これは本物だと感じても、間違いではないと思う
49 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
優しさの意味,
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レビュー対象商品: 兎の眼 (角川文庫) (文庫)
20年以上も教師をやってきて、時には深夜に至るまで教え子の相談に付き合ったりもした。作中の熱心な先生のような気持を持ったつもりでいた。しかし本当には人生がわかっていなかった。自分の子供がハンディを持ち、世の中を生きていくことの重さがわかってから、灰谷さんの優しさの意味がだんだんわかってきた。若い教師の頃は、灰谷さんの本を読んで勝手な批判をしたりした。でも、苦しみを本当に知った人の文章の価値は、苦しみを知ってからでないとわからない。今は灰谷さんの文章に大いに励まされて生きている。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心にしみじみと入ってくる物語。,
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レビュー対象商品: 兎の眼 (角川文庫) (文庫)
灰谷健次郎が描く、先生と生徒のお話。決して、物事を押し付けることなく、心と心のふれあいとすれ違いを描いていきます。 教育について色々言われている昨今ですが、こういった話を読むと人間の尊さがわかってくるような気がします。 辛くても真摯に向かいあい、がむしゃらでも前に向かおうとする姿勢には心を動かされました。 まだ自分の精神をコントロールできない子供も、苦闘している、悩んでいる。それに対して決して完全な人間ではなくともただただ、歩み寄っていく。 お勧めの本が見つかりました。
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