最近のライブのセットリストからみて
メンバーチェンジ前のコンセプトからの脱却というものを
かなり強く感じていたので
1、2枚目の路線からは大きく離れていくのだろう
という事は、ある程度は確信していたのですが
まず軽くながした程度だと『革命』の延長線上かな
とりわけキャッチーな曲があるわけでもなし
またぞろアンセムっぽい曲も複数入ってるし
ちょっと今回はキツい評価かな…と思いつつも
まる二日間、ウォークマンでぶっとうしで聴いてみて
かなり印象がかわりました。
まずヴォーカルトラックを録り直しただけのことはあって
小山田 壮平の歌がかなりパワフルかつ繊細な表現力を持っています
そして楽曲のアレンジ面でかなりチャレンジングな事をやっている
そんな印象を持つようになっていきました。
とてもソリッドで、強いていえば70年代の和製ロック、『はっぴいえんど』あたりを聴いているような
芯のある、とても力強い楽曲のつくりで物凄く心地よく聴ける音だと思います。
M1のベースマンもなかなかの佳曲ですが
いま一番気に入っているのがM3のインナージャーニーからM4君はダイアモンドの輝きの流れです
この流れは今までのandymoriには、なかった雰囲気でかなり癒されます
あとライブでは定番となった岡山 健二(ニンジャドラム)のヴォーカルトラックを経て
M8ジーニーからラストのM11彼女まで一気に聴かせる感じは
やはりandymoriならではですね。
とはいえ1、2枚目の元気のいいところを期待されていると
あれ?っと思う方もいらっしゃると思いますので
小山田君自身もブログでいってますが
「買ってみてがっかりだったら悲しいからちゃんと視聴して買ってね」といった感じでしょうか。
僕自身は昨今の邦ロックの傾向からすると
かなり良い方向に向かっているのではないかと思うのですが
音楽でフラストレーションを発散させたい、ノリのいい速い曲が聴きたい
絶望感や虚無感を共有したい、ロックに何かしらマジカルなものを求めたい
といったリスナーの方からは凡作または、それ以下かもしれません
でも小山田君の声がたまらなく好きな方、じっくり聴きこまれる方
『革命』の方向性を評価されている方には間違いなくお勧めの作品だと思います。
ただ、このアルバムのリードトラックであるM2が、やや弱い印象なので
コンセプトアルバムとしては☆四つといたしました。