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光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫)
 
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光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫) [文庫]

天沢 退二郎 , スカイエマ
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

はじまりは、ある雨の朝。登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、不思議な力を宿すという《光車》を探すことなるのだが――。
《光車》とは何か。一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、装いも新たに、待望の文庫版で登場。
〈解説・三浦しをん〉

内容(「BOOK」データベースより)

はじまりは、ある雨の朝。登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、不思議な力を宿すという“光車”を探すことになるのだが―。“光車”とは何か。一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、待望の文庫版で登場。

登録情報

  • 文庫: 294ページ
  • 出版社: ジャイブ (2008/9/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4861765595
  • ISBN-13: 978-4861765599
  • 発売日: 2008/9/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 328,573位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
幻の名著と呼ばれてきたこの作品の入手が容易になって,よかった.幻の名著が実は,なんてことがなくて,実によかった.小六の子供達が英雄的に活躍するのだが,その舞台が並ではない.この世と,天地が逆の幻の世界が争い始める.場所は 1970 年代の恐らく東京.逆の世界から大水が攻めてきて,学校の先生も何人か手先になる.対抗する子供達には 地霊文字 が読める隣の小学校の子も加わり,スーパーヒロイン龍子の超自然的指揮の許に団結し,遂に勝利するのだが,完全なハッピーエンドは訪れない上に,子供達も何人かは帰らぬ人となる.まあ,それほど怖い場面が連続するのだ.そうして時には信じ難いほど美しい場面もある.著者の幻視能力の物凄さを心ゆくまで味わうことができる.大人子供を問わず,絶対推薦.
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 1973年に初版として刊行され、その後、ちくま文庫版としても出ていた本書が、今年ブッキングから復刊されました。作品のことは全く知らなかったのですが、「どんな話なんだろう。わざわざ復刊されたってことは、根強い人気がある作品ってことだろうし……」ということで読んでみました。

 主人公の小学六年生の一郎が、龍子(りゅうこ)を始めとする同級生の仲間たちとともに、敵と戦っていく話。タイトルにもなっている「光車(ひかりぐるま)」をめぐる攻防が、一郎たちと敵との間で繰り広げられていきます。
 光車の輝く円模様や不思議な形をした地霊文字、鏡像世界のようなさかしまの国、町の道路に染み出してくる水など、それらのイメージが妖しく、鮮やかに描き出されていたのが印象に残ります。殊に、表紙の装丁にも描かれている光車の描写が美しく、キラキラとした光を放っていたのが忘れられません。「光車って、子供の頃に歯車を回転させて描いた花模様に似ているなあ。あれは、なんだったっけ?」と調べてみたら、スピログラフという名前の玩具だったことが分かりました。

 善悪二元論の骨組みを許にしたファンタジーなんですが、ラストでは、それだけにとどまらない不思議な余韻があるのですね。物語に意図された善悪二元論のことについては、巻末の「作者おぼえがき」に簡単に記されているのですが、この話は単純に善と悪といった具合に切り離してしまえるものではなく、コインの表と裏のような関係を表現したかったのではないかと、私はそのように受け止めました。

このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
浅い水たまりで、子どもが連続して水死する。奇怪な事件が起こっていた。少年は、神秘的な美少女と、不思議な世界を探索する。水たまりの鏡のような表面。すぐ裏側に存在する場所。夜の図書館の、深い時刻。美少女の召喚に応えて、闇の底に燦然と回転する光車の美。海外の有名なファンタジーの諸作品と比較しても、その独自な光輝は、まったく色褪せていない。ファンの熱い要望に応えての再刊。初版と同じ司修の、気品とエロティシズムの混淆した、銅版画のような挿し絵と装幀。日本ファンタジーの屈指の名作。あなたの書棚に、一冊を。
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