つい最近ちょっとしたブームになった(らしい)琳派。その琳派について尾形光琳はもちろん、
乾山や酒井抱一などの作品を多彩な視点からマニアックかつ柔軟な考察でまとめあげた
カラー写真もたっぷりのゴージャス本。
特にカバーにも一部使われている<紅白梅図屏風>の謎に最新のテクノロジー機器を使って
科学的に迫るあたりは圧巻。<紅白梅図屏風>が見た目は金屏風、金箔を使用しているように
見えても実は金箔ではなく、その様に「デザイン」されたものだったら?
この本を読むと現代人が自然に誤解してしまうような堅苦しい伝統芸術というイメージを
完全に払拭してくれます。
尾形光琳ってなによりもまずセンスの人、デザイナーに近い人物ということが理解できます。
粋な発想やユーモアは現代のポップアートやポストモダンに非常に近いかもしれません。
これ一冊で琳派のことがかなり理解出来ますし、カラー写真も豊富、読み応え充分で・・・
この価格!?・・・安いっ!!
琳派ファン、もしくは琳派のことが知りたい方は購入して損は無いと思いますよ?
それにしても理屈はともかく、<紅白梅図屏風>って素敵ですよね・・・うっとり☆