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光の魔術師―エミール・ガレ (Shotor Museum)
 
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光の魔術師―エミール・ガレ (Shotor Museum) [単行本]

鈴木 潔
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

19世紀末フランスの地方都市ナンシーに生まれたエミール・ガレは、高級ガラス器販売店を経営する父のあとを継ぎ、経営者とガラス作家という二つの顔をもって、自らの理想を実現しようとする。手作りで芸術性の高い製品をなるべく安価で提供し、人びとの生活を豊かなものにしようという願いだった。最初は従来のオーソドックスな歴史主義のデザインや、中国・日本・アラビヤなどの国々の異国趣味的デザインの製品を作っていたが、やがてあるきっかけにより突然黒いガラス「悲しみの花瓶」シリーズを作り始める。1889年のパリ万博に発表されたこのシリーズは、従来の単にきらびやかで鮮やかなガラスの美しさをくつがえすような、革命的ともいえるデザインのものだったが、描かれた花や虫など自然の風物に託された象徴性によって、人びとの深い感動をさそい、高い評判を獲得した。こうして今までにない独自の作風をうちたてたガレは、やがて器体と文様が一体化するよう「究極のガレ」とも呼べる境地に到達する。 本書は彼の芸術と生涯を、未発表優品も含め世界中に所蔵される極めつき名品でたどる。

内容(「BOOK」データベースより)

森の奥に息づくいのち、艶やかに咲き誇る花、一瞬の生命を燃やしつくすように乱舞する虫たち…世紀末フランスの天才ガラス芸術家が創り出した、光と影と複雑な色彩によるもうひとつの自然世界。世界初公開も含め、150点の極めつき名品でたどるガレの生涯と芸術。

登録情報

  • 単行本: 127ページ
  • 出版社: 小学館 (1999/10)
  • ISBN-10: 4096060178
  • ISBN-13: 978-4096060179
  • 発売日: 1999/10
  • 商品の寸法: 20.6 x 14.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 231,197位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
まずガレの多々の作品監修本をこの価格で買える事。それなりの作品紹介の充実度を単行本並みの小さめな本の為失礼だが寝転びながら気楽に楽しめる贅沢さ〜★ガレをいつでもそばに置いておける手軽さはイイデスヨ★
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
著者である鈴木潔氏は、エミール・ガレの作品を数多く所蔵している北澤美術館の学芸課長ですので、実際ガレの作品をつぶさに鑑賞し、研究してきた方です。

ガレの作品の愛好家は日本でも多く、独特の文様とフォルム、色使いと技術、花鳥風月と浮世絵など、フランス人でありながら東洋芸術への親近性を感じるからこそ愛されてきたのだと思っています。本書でもガレをアール・ヌーヴォー(フランス語で「新しい芸術」の意味)のガラス工芸家と規定していますし、晩年の作品になればより顕著にその個性の輝きを増していきます。

葛飾北斎の浮世絵との出会いもまたガレの作風の確立につながっています。掲載されている2つの「鯉文花器」は独特の風合いを感じさせるものです。筆者の紹介にあるように『北斎漫画 十三編』の「魚濫観世音図」によっており、華やかで特異な図柄とガラス花器の組み合わせが今見ても斬新ですから、19世紀後半のヨーロッパでは驚きをもって受け入れられたことでしょう。梅に鶯、松に鷹のような図柄の作品も珍しく、日本画と西洋のガラス工芸の融合という出会いの魅力を理解しました。
また、本書で「ひとよ茸ランプ」と白血病を発症したガレの気持ちとの関係を知ったことは収穫でした。自然の形態における成長過程の中に、生と死の輪廻の思いがモティーフに込められていたわけですね。

諏訪にある北澤美術館は過去に2回訪れていますし、催されるガラス工芸の作品展を鑑賞していますが、これだけ多くのガレの作品をハンディで廉価な書籍で鑑賞できるのは僥倖です。いながらにしてガレの美しさに触れられるわけですから。
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