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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
口の中がざらざらする感じ,
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レビュー対象商品: 光の雨 (単行本)
セクト間の内ゲバと並んで、新左翼運動を完全に一般大衆とは無縁なものとしてしまった連合赤軍事件。この事件を総括しない限り日本での大衆運動の復活はありえないと思う。ここでいう総括とは本書で用いられているのとは違って克明に事実関係を明らかにし、どこでどう彼らが仲間を殺すことになったのかを明らかにすること、そして二度と同じ轍を踏まないことである。フィクションと断り、党名や人物名を変え、老人が語るという手法を用いてもなお、「総括」という名のリンチの生々しさは途中で本書を投げ出してしまいたいほどだ。新撰組の山並敬助が自害させられるときに似た感覚を、14人分味わった。中学生のとき、いじめられている同級生を見て見ぬふりをしたことなんかも思い出す。小さな「総括」は今もどこかで行われている。口の中がざらざらする本。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
迫力を感じました。,
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レビュー対象商品: 光の雨 (単行本)
『連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」』 佐々 淳行(著)を読んだ時、「その時、犯人たちは何を思っていたのか?」ということに興味を持ちました。あさま山荘に立てこもっていた間ではなく、同志に対する総括殺人に至った経緯と心理というものが、知りたかった。 これはあくまで小説なので、描かれている心情が"事実"ではない。 けれど、どういった状況の中で、あのような凄絶なことが発生してしまったのか・・・ということを感じることができました。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
テロリストの精神形成。,
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レビュー対象商品: 光の雨 (新潮文庫) (文庫)
「あさま山荘事件」で世間に知られるところとなった連合赤軍。今の呼び方ではテロ集団ということになるだろう。オウム事件で、高学歴の人達がかかわっていて驚いたが、かつて「革命」を旗頭に殺人を犯していったこの若者たちも、高学歴のエリートたちであった。この本を読んで感じられるのは、テロリストはどんなことを考えているのか、ということだ。我々から見れば、とんでもないことをしでかしているのだが、彼らは自ら信じる正義のために行っている。この精神形成がじっくりと描き出されている。普通の人をテロリストに仕上げてゆく過程が迫力に満ちている。連合赤軍の生き残った一人が死ぬ間際に二人の若者に語って聞かせるという形式をとっていて、70年頃の学園闘争の総決算的な物語でもある。学園紛争の時代を知っている方には、お勧めします。
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