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光と影の誘惑 (創元推理文庫)
 
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光と影の誘惑 (創元推理文庫) [文庫]

貫井 徳郎
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

巧妙に仕組んだ、輸送車からの現金強奪計画。すべてはうまくいくかのようにみえたのだが……。鮮やかなストーリーテリングで魅せる、表題作を含む珠玉の中編ミステリ4編。

内容(「BOOK」データベースより)

銀行の現金輸送車を襲い、一億円を手に入れろ―。鬱屈するしかない日常に辟易し、二人の男が巧妙に仕組んだ輸送車からの現金強奪計画。すべてはうまくいくかのようにみえたのだが…。男たちの野望が招いた悲劇を描く表題作ほか、平和な家庭を突如襲った児童誘拐事件、動物園での密室殺人など、名手・貫井徳郎が鮮やかなストーリーテリングで魅せる、珠玉の中編ミステリ4編。

登録情報

  • 文庫: 354ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2010/11/11)
  • ISBN-10: 4488425046
  • ISBN-13: 978-4488425043
  • 発売日: 2010/11/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
貫井さんの4編からなる中編集です。どれもまずまず良く出来ていますが、『崩れる』に比べると完成度ではやや落ちるような気がしました。
ただ、『慟哭』には及ばないものの、4編ともかなりラストは驚かされますので、ミステリーとしてはかなり練られたプロットが楽しめます。

個人的には、「二十四羽の目撃者」がベストだと思います。この作品は、舞台がアメリカという事もあり、少しハードボイルドタッチで貫井さんらしくない(?)文章です。いつも貫井さんの文体は少し文章が固く(難しい2字や4字の熟語を使いすぎ?)、それにより緊迫感はあるのですが、少し流暢さに欠けると思いますが、この「二十四~」に関しては本当に楽しく読めました。初めて貫井さんを読まれる方には彼の魅力が集約された作品かなあと思ってます。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By たこやき21 トップ1000レビュアー
形式:文庫
貫井氏の著作の中では、地味な部類に入る中篇集だが、1つ1つの内容・完成度は極めて濃い。地味になってしまったのは、『崩れる』のようにテーマが統一されていないなどの事情だろう。

息子を誘拐され、誘拐犯になることを要求された親の孤独を描いた「長く孤独な誘拐」、貫井氏のほかの作品とは明らかに色の異なる軽妙なタッチで描かれた「二十四羽の目撃者」、表題作で、完全に「やられた」と思わされた「光と影の誘惑」、青春物語の色を漂わせる「我が母の教えたまいし歌」とそれぞれが貫井氏のそれぞれ異なった側面を見せてくれる。

貫井氏の作品は人を選ぶものも多いが、初めて読む。と言う人にはこの一冊を薦めたい。

このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
■「長く孤独な誘拐」

  不動産会社に勤めている森脇耕一の
  息子・耕平が、何者かに誘拐される。

  やがて誘拐犯から連絡があり、森脇に
  ある家の子どもを誘拐しろ、と要求して……。

  
  犯人の目星は比較的つけやすいと思いますが、
  「なぜ、森脇の息子が選ばれたのか?」という
  ホワイダニットの酷薄さには、言葉を失います。

■「二十四羽の目撃者」

  サンフランシスコの動物園で、日系アメリカ人のラーメン店経営者が射殺された。

  現場は屋外でありながら、第三者の出入りが不可能な密室状況。しかも被害者
  は多額な借金があったにもかかわらず、莫大な金額の生命保険に加入していた。

  保険調査員の“おれ”は事件の真相究明に乗り出すのだが……。

  シリアスで重厚な作風で知られる作者の作品群のなかでは珍しい
  コミカルでオフビートな私立探偵もの風のパズラーといった異色作。

  強面刑事コンビに脅され、仮説の構築・破壊を
  繰り返す主人公の姿が何とも哀れで笑えますw

  動物園で売られているあるものを利用した××
  と同じ原理の密室トリックも、基本ながらグッド。
  

■「光と影の誘惑」

  競馬場通いをしている銀行員の西村勝巳と飯場暮らしの小林吾郎は、
  たまたま酒屋で一緒になったのをきっかけに、交流を持つようになる。

  平凡で貧しい日常に鬱屈していた二人は、西村の銀行の現金
  輸送車を襲い、一億円を強奪する計画を立て、実行したのだが……。

  奇数章が西村、偶数章が小林の視点で描かれ、さらに章
  番号も、奇数と偶数で異なった記号が付されている本作。

  叙述トリックの切れ味は、作者の代表作『慟哭』よりも上だと思います。
 

■「我が母の教えたまいし歌」

  今まさに息をひきとろうとしている母の前で、皓一
  は、三十年前の父の葬式のことを思い出していた。

  そこで皓一は、父のかつての同僚から、父には娘――皓一に
  とっては“姉”――がいたという寝耳に水の話を聞かされ……。

  過去に埋もれた事件を追及する《スリーピング・マーダー》もの。

  “家族の秘密”という謎の形を少しずつ変えていき、読者の興味を惹きつけた
  まま、結末のサプライズに繋げていくストーリー・テリングの巧さが光ります。

  
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貫井徳郎さんの入門書
初めて、貫井徳郎さんを読むという方にオススメします。貫井徳郎さんの魅力がつまった作品です。ただ、長編の方が好きです。
投稿日: 15か月前 投稿者: jude
個性的な4つの話
西村が競馬場で出会った男、小林が話したのは、現金輸送車襲撃計画だった。計画はうまくいき、... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: ゆこりん
期待を込めて
「慟哭」が大変面白かったので、続けて数冊読んでいます。最後のトリックに頼る作品が多く、一冊読めば、そのからくりも展開も途中で読めてしまい、「またか」と思ってしまい... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: roro
あくまでも個人的な好みで星3つ
4つの短編集でどれも良くできている。構成力も文章も上手いので作品としては星4,5が妥当だが、個人的には面白くなかった。貫井氏の作品は、映画でいうとM.ナイト・シャ... 続きを読む
投稿日: 2006/11/21 投稿者: sprout
サプライズエンドだけが魅力じゃない
貫井徳郎といえば、ミステリファンの中ではあっと驚くどんでん返しのサプライズエンドを仕掛ける作家として有名。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/3 投稿者: OVER30
なるほどー。
初めて読んだ貫井作品がコレです。
ミステリーというと、読むものがかなり限られてる私ですが、
コレは素直に面白いと思いました。... 続きを読む
投稿日: 2005/5/27 投稿者: 中トロ
やられた感
貫井さんの作品を読むといつも感じるのが、
どれを読んでも貫井色がにじんでいるにも関わらず、... 続きを読む
投稿日: 2004/3/18 投稿者: ふじもん
うまい!
貫井は文章がうまい。虚構を楽しませる業がある。私は「我が母の教えたまいし歌」がもっとも心に残った。どんでん返しのプロットの面白さを古典的手法ながら堪能させてくれな... 続きを読む
投稿日: 2003/11/8 投稿者: thyroid
中篇集としては傑作では?
症候群シリーズでしか、貫井作品を知らない私にとっては、今までと違った作風で面白かった。... 続きを読む
投稿日: 2003/10/21 投稿者: masakyon99
貫井さんの魅力が集約された作品。
貫井さんの4編からなる中編集です。どれもまずまず良く出来ていますが、『崩れる』に比べると完成度ではやや落ちるような気がしました。... 続きを読む
投稿日: 2003/6/9 投稿者: トラキチ
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