ほとんどの人間は死ぬときに後悔するといいます。何を後悔するのか?『あのときあれをやっていれば、、、、』人間は、すなわち、”やったことよりもやらなかったことを悔いる”のだそうです。そして今際のきわにこれを大いに嘆き、そして後悔の念むなしく死んでいくのでした。トルストイの本著を拝読したとき、私はそれをそのままに実感しました。これまでのわが40年の人生を振り返るとき、トルストイの言葉の真実さがしみじみとよく思念されます。モームの人間の絆、ヘッセのクヌルプ&シッダールタ、そして釈尊の原始仏教諸典とともに、私は”人生における苦”を感じてやまない人々には、この御著をぜひ読んでほしい一冊です。