著者らしいエロと笑いの絶妙なブレンド。それも女性ばかりのエロであり、多分にSM要素も入っている。
とはいえ、エロといっても、この作者が書くエロは、あっけからんとして、堂々としていて、なんだか陽性という感じ。
ささやかな恥じらいやつつしみはありつつも、性に伴う後ろ暗さを感じさせないところが、魅力の気がする。
フェミニズム・ベーストのコメディであり、小難しいことを考えずに読んでも十分に楽しいのだけど、考えてみても楽しかった。
帰宅してから帯と表紙をはずすように、帯に注意書きがされている。その通りにしてみて、納得。これは人前で見てはいけない。
著者と出版社のサービス精神と心配りの濃やかさに、そこまで楽しませてもらった。