健康に良い生活をしている人、まだ禁煙が出来ない人、見るからに醜い肥満体の人、定年後のアルコール依存症予備軍の人、これらの団塊世代の仲間は人生の折り返しに、一度本書の類を読んで健康について再確認した方が良い。「肥満度別平均余命」については、厚労省研究班と東北大公衆研究Gの研究報告で、「やや太り気味の方が長生きする」と出た(BMI25以上30未満が「太り気味」)。しかしやはりデブはやせ過ぎと同様、健保財政に影響を与える存在だから標準体にする努力は必要だ。やせ過ぎは低栄養で体の抵抗力が衰え、肺炎などに罹り易くなり、上記報告でも最も先がないグループと言われる。本書では第1章が生活習慣病対策、第2章が老化防止の食事法、第3章が運動法、第4章が60歳からの健康術から成る。他の類書も同じような項目ではあるが、本書は解り易く、60歳程度のケーススタディを中心に各項目が書かれ、その意味で団塊世代のチェックリストとして使えると思う。高血圧、高血糖値、コレステロール(LDL&HDL)、中性脂肪、脳疾患、心臓疾患、慢性閉塞性肺疾患、喫煙指数、生活習慣、基礎代謝量x生活活動強度、塩分、減量、(関節症・認知症・がん予防の)食事法、有酸素運動法、内臓脂肪、禁煙、アルコール、肝脂肪等々、これらを中間点で再確認して折返せば大丈夫だ。特に70歳以上で残る歯が少ない人の方が脳の容積が減少している点や、退職をきっかけにアルコール依存が深まる人が多い点が興味深い。肝機能では、ASTがALTより高数値だと肝硬変やアルコール性肝炎の疑い、ALTがASTより高数値だと慢性肝炎やウイルス性肝炎の疑いありの由。γ-GTPが高いとアルコール性肝障害の可能性あり。以上知っているつもりでも備忘録まで。