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先を読む頭脳 (新潮文庫)
 
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先を読む頭脳 (新潮文庫) [文庫]

羽生 善治 , 松原 仁 , 伊藤 毅志
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 452 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

天才は何がすごいのか?そんな素朴な疑問を、誰もが認める天才棋士・羽生善治をモデルに徹底解明。将棋との出会い、勉強法、対局で大切にしていることなど、本人が明かす驚愕思考を最新科学がすっきり整理し、ついに能力の秘密が明らかになる。多くの決断を迫られる将棋だからこそ、その極意は人生の様々な局面に生きてくるはず。向上心ある日本人のための画期的な一冊。

内容(「MARC」データベースより)

なぜ、誰よりも速く正確な読みができるのか-。2人の科学者が実験とインタビューを重ねて、羽生善治の思考、学習、戦略を克明に分析。常識を超えた発想で勝ち続ける秘密に迫る! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 241ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/3/28)
  • ISBN-10: 4101374716
  • ISBN-13: 978-4101374710
  • 発売日: 2009/3/28
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
本書では、羽生氏が「良い手を見つける」「形勢判断する」というような将棋における思考方法を分かり易く言語化しており(羽生節炸裂!)、それを人工知能専門家(松原仁 氏)・認知科学専門家(伊藤毅志 氏)が解説を加えるという形態を採っています。初級者〜中級者とプロとでは思考の仕方がどう違うのか、人間とコンピュータの思考の違いはどうなのか、という点についてかなり踏み込んで語られていて興味深く読めました。将棋・囲碁で「筋が良い」とかいう言葉がありますが、そのような審美眼・大局観(という言語化しにくい「暗黙知」)がやっぱり重要だな、と気付かされます。この辺りを読んでいると「上達の法則」(岡本浩一)や「『超』発想法」(野口悠紀雄)などの本を思い出したりしました。"理詰め"と"感覚"のバランスが重要ですね。

また"Thinking about thinking improves thinking."(ノーベル物理学賞・ショックレー教授)という言葉も思い出しました。思考について考えると、より良い思考が出来るようになる、といった処でしょうか。本書を読んでいると、個々の情報単独では決して得られないモノ、つまり各情報間の連関から生じる新たな情報("メタ情報")を掴むことが重要だな、と気付かされます。(Googleの検索エンジンの仕組みみたいな。そう言えば、羽生氏は「ウェブ進化論」(梅田 望夫)の書評も書いてましたっけ) そのようなメタ情報およびその加工法に関する人間独特の「暗黙知」を如何に「形式知」として表出化出来るのかが今後の課題ですね。(「例題:"0→2"、"5←2"の時、"0□5"の□には←か→のどちらが入るか」には唸りました)
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
将棋を通して、人間の頭脳がどのように考え、意思決定しているか、
また勝負に至るまでにどのように学習しているかということを、
棋士の視点と、科学者の視点から読み解いているものです。

非常に面白かったのは、年代や習熟度ごとに同じ将棋から学び取っていく
ものが移り変わっていくということで、その中で飛躍的に成長していく
人たちというのは、それを感じ取りそれぞれのステージに合った学習を、
自ら開発できる人たちなのかなという気がしました。

また、羽生さんの面白さは、天才と呼ばれながらも、自分の限界を知り、
結構あきらめがいいところかなと思います。
その分自分がもっと伸びると思えるところに時間を使っていて、非常に
合理的で客観的に自身を捉えていることがよくわかりました。

ただ、この本の章立ては読みにくいです。
羽生さんのコメントと科学者のコメントが交互に出てきて、一気に読もう
としても、その都度つっかかります。また、テーマの設定が十分考えられて
いないのか、同じような内容が繰り返されるところがあります。

巻末の本の紹介(”向上心ある日本人のための画期的な一冊”)も
本の内容とリンクしておらず、編集の手抜きが残念です。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「羽生の頭脳」に対して、認知科学・人工知能という ふたつの側面からアプローチした本。
本来研究書となるところを、極めてわかりやすく解説している。
特に「大局観」について本格的・科学的に考察した初の試みとして、大きく評価されてよい。

本書では「将棋の思考過程」を次のように説明する。
「問題局面」→「局面理解」→「候補手生成」→「先読み」→「評価」→「次の1手」
しかし上級者になると、「局面理解」と「候補手生成」の間に、
「戦略方針の言語化」という過程が入る場合がある。
例えば「このままだとジリ貧だから、戦線を拡大しよう」とか、
「敵玉を仕留めるのに持ち駒の銀一枚は余計なので、こいつは受けに投入しよう」とか、
「相手は勝ちを信じて受けに回っているので、少し暴れてやろう」とかである。
そうした「戦い方のコンセプト」の言語化も含めて、恐らくは大局観思考法である。
つまりこれは暗黙知の形式知化ということで、その最たるものが「格言」となろう。

本書の後半で、羽生さん自身が「言語化の重要性」を語る部分があるが、
そのテーマと大局観的思考とを結びつけてみると、
まだまだ本研究は拡大していく可能性があると感じた。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
素晴らしい本を感謝です
将棋を見る視点が変わりました。ビジネスでの視点もより深く見れるようになった実感があります。常識に支配されないことについて、さらに勇気をもらいました。
投稿日: 22か月前 投稿者: ちょいとメール
素人と玄人の違い
... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 後生畏るべし
大局観の正体は「時間的チャンク」
 本書は、羽生善治が将棋を指すときに行っている思考プロセスを認知科学的アプローチと人工知能的アプローチで分析したものである。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/22 投稿者: フィリップ小虎
将棋を知らなくても、その極意はとても参考になる
本書は羽生善治というプロ棋士を通して、将棋を「科学」しようとする試み。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/24 投稿者: SCARECROW
天才・羽生善治を科学する。
羽生善治というひとはいわゆる英才教育を受け、若い頃から大人を負かし、伝説を作ってきたヒトだと思ていました。それが、ごく普通の将棋とは無関係の家に生まれ、小学生のと... 続きを読む
投稿日: 2009/5/1 投稿者: kirin70
発想力を鍛える上で有効な一冊
... 続きを読む
投稿日: 2009/4/26 投稿者: 東の風
将棋の世界が、どう大変かが分かる一冊
将棋はルール程度は知っていて、子供の頃によくやっていた羽生世代の私だが、... 続きを読む
投稿日: 2009/4/26 投稿者: 11cc
羽生の将棋観の一端に触れられる珠玉の作品
羽生の強さを人工知能や認知科学の研究者(伊藤氏、松原氏)の立場から論じた本。認知科学の学界で羽生が講演した由で、本書の構成は章毎に羽生の講演内容がまず紹介され、続... 続きを読む
投稿日: 2009/4/22 投稿者: 紫陽花
同書名の単行本の文庫化:「羽生の頭脳」を人工知能・認知科学の研究者が解釈する処が面白い
(単行本の文庫化です。単行本の書評を再掲(改))... 続きを読む
投稿日: 2009/4/10 投稿者: ゴルゴ十三
将棋の思考を一般化する
まず羽生さんの説明がシンプルで非常にわかりやすい。ご自身の思考を客観的に整理・理解している証拠だろう。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/3 投稿者: 764hero
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