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兄弟
 
 

兄弟 [単行本]

なかにし 礼
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

十五年間絶縁状態だった兄が死んだ──その知らせを聞いた弟の胸裡に、破滅的な生涯を送った兄の姿が甦る。著者初の自伝的小説

内容(「BOOK」データベースより)

「昭和」を破滅的に生きた兄に翻弄され苦闘を強いられた弟が渾身の筆で描き求めた兄の実像、そして兄弟の絆。

登録情報

  • 単行本: 348ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1998/04)
  • ISBN-10: 4163175709
  • ISBN-13: 978-4163175706
  • 発売日: 1998/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 561,185位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
北野武と豊川悦司でドラマ化もされ、「兄さん、頼むから死んでくれ」
の衝撃的なコピーが話題になった、なかにし礼の自伝的作品です。
放埓の限りを尽くし「俺には墜落願望があるんだ」と開き直る兄。
その兄に何億という稼ぎを吸い上げられつつも
どこか感情の磨耗したような弟(作者)。

昨今私小説というと書き手の感情ばかりが先走ったような作品が多いですが、
この作品は淡々とした語り口が逆にリアリティを際立たせています。
ぐいぐい読めてしまいますし、純粋に物語としても読み応えがあると思います。
作者の折々のヒット曲が生まれた背景も興味深く読みました。

このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 「きょうでお別れ」「時には娼婦のように」・・・、歌謡曲の平板な歌詞で大ヒットを飛ばし大もうけをしている、ちょっと屈折した雰囲気を漂わせた作詞家というのが、なかにし礼氏に対する印象でした。けれども、「石狩挽歌」には不思議な感動を覚えたものです。

 この本は、なかにし氏の作詞の秘密の一端ーいえ、なかにし氏ご自身の漂わせるなぞめいた魅力の理由を教えてくれるようです。

 氏が運良く(?)作詞家となり、夢のような大金を稼ぎ出すその端から、これまた湯水のように使い果たす「兄」。そのために、弟は、稼いでも稼いでも、借金に追われなくてはなりません。普通なら、兄弟の縁を切るところなのに、それが出来ないのです。一時期父親代わりであった兄に対する「情」に縛られ、兄が死ぬまで振り回されまる。氏の描く「兄」が狂気であったならば、それに付き合う「弟」にもその狂気が乗り移っていたとしか思えません。時に人を狂わせる「情」が様々な場面に絡まり、人を操っています。しかし、その「情」は、場所を変えれば人を感傷に誘う様々な歌、心揺さぶる「石狩挽歌」を生み出しているのでした。

 この本には、芸術が生まれる前の混沌としたエネルギーが沸き上っている泉が描かれているようにも思えました。まさに、他人事の論評のようで恐縮ですが「兄」を捨て切れなかったなかにし氏だからこそ、心打ついくつもの歌詞が書けたのでしょう。氏のもつ「情念」のすさまじさに、圧倒されました。

このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
兄弟だから、親子だからどんなにだめなやつでも
結局は可愛いものだ、許せてしまう。
そんな思い込みを根底から覆す作品だ。
この兄弟ほどではないにしても、世の中にはこんな肉親の関係もあるはずだ。
作者の読みやすい文章を通じて、作者ほどの人がなぜこんな奴を信用してしまうのか、金を貸してしまうのかが納得させられる。
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凄まじい
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投稿日: 2004/2/26
分析
... 続きを読む
投稿日: 2003/8/25
分析
... 続きを読む
投稿日: 2003/8/25
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