世間的にもメジャーな面々、しかも対象が女性のみということで
芸能事務所的縛りなんかがあったのかもしれないがいつもの
吉田豪的なギリギリ感は薄い。しかし、世間的には十分物騒な本であることは間違いない。
近年、80年代の"元"アイドルが「現役当時は話せなかった裏話」
なノリ(ロンブー司会が似合うような番組ですよ)で話をしたり
するのだが明らかにそんな98%期待はずれな番組とは一線を画す。
インタビューは、本人が過去発言した言質や、噂話などを検証する形で進んでいく。相変わらず「本人より詳しい」のはさすがだ。上にも書いたがさすがにギリギリ度は低い。しかし、"アイドル"稼業の過酷さを検証するには十分すぎるギリギリ度である。
そしてインタビューとは真逆のテンションのあとがき。これはネタバレなので書かないが、インタビューとのギャップに戸惑うが、一度通読し、あとがきを読んで再びインタビューを読み返すと、コクが増した味わいとなることだろう。
いつもの吉田豪を期待する向きにはお勧めしないが、あとがきにかいてあるように、アイドル好き男子よりも現役アイドル、アイドルを目指している人には必読の書であることは間違いない。