『初めにお断りしておくと、私は「経営は結果がすべて」だと考えている。理屈ではな
い。口先でどれだけ立派な理論を展開しようと、会社がよくならなければ、経営者とし
ては失格である。だから、できるだけ理屈や理論をこねることはやめて、私が実際に体
験したこと、感じたこと、考えたことをありのままに述べていきたい。
企業活動の最終責任は、言うまでもなく社長が負っている。わるい結果が出たときに、
取締役や社員たちのせいにはできない。結果がわるければ、社長はクビ。それでいいと
私は考えている。
社長にその覚悟がなければ、会社全体も引き締まらない。最終責任は自分にあると自
覚するからこそ、シビアにものごとが考えられ、社内にも厳しい目が向けられる。この
覚悟が中途半端な経営者は、ゴチヤゴチヤとつまらない言い訳が出てくるのだ。
経営者に言い訳はいらない。いまの世界経済や国内景気がどうであるとか、あるいは
優秀な人材が会社にいないとか、そのような言い訳はいっさい通用しない。
自分で経営方針や事業計画を打ち立て、それにしたがって企業活動を進めた結果がわ
るければ、すべて経営者の責任である。業績悪化にしろ不祥事にしろ、原因はさまざま
あるだろうが、経営者がそれを並べだしたらキリがない。原因分析は原因分析、責任は
責任だと別問題として受けとめたい。』 同書P38-39
引用し出すと、きりがないくらい名言、金言があちこちに鏤められています。
内容は、詳細を究め、実行すれば、すぐに効果があがる具体的な例が満載です。
また、経営者論、会社再建、経営戦略、人材開発、社内風土改革、あらゆる会社変革の絶好のケーススタディとなりうる話題が満載です。
この苦しい時期だからこそ、経営者・管理職の方々同書を読んで、著者の元気とエネルギーをもらっていただきたい。