十人十色ではない、一人十色の世界において世代を表徴する人物像を描くのには無理がある、
だからそこは差し引かなければならない。
肝心なのは文章の稚拙さやストーリーのありきたりさではなく本書が言わんとする主張のほうである。
世代間の理解をうながした経営本がこういう物語風にえがかれたものがかつてあっただろうか?
本書の価値はいままでやったことがない、そういう部分にあると思う。
本田さんの伝記を読んでる身であのハンダのバンバンは苦笑してしまったがそれも愛嬌。
ちなみに世代間の競争意識と断絶はいつの時代も同じことである。
この本では現代になぞらえてモーレツ世代、バブル世代、失われた世代、戦後世代と4分割し
それぞれの時代の人が担うべき役割とその特性を紹介している。
求められる時代背景がちがうので重視されることが変わるところが肝である。
人を見るのではなく時代を見る。
ちなみに2016年からの20年間は創造の時代(冬の時代)がやってくるそうだ。理想家・異端者が活躍するのだそうだ。
当然戦後とはちがった形での だとおもうがなかなか興味深い。
個人的に破壊と創造の秋の時代、もうひとやまなにかありそうな気がする。