のっけから「隠れた名作」は失礼かもしれません。
でもおそらくレビューの少なさから想像するに、おそらくそれほどのベストセラーではないと思うのです。
でも内容は極めて秀逸。
何よりもすばらしいのはスープの素を一切使わないこと。
スープレシピと言えば和風の汁物はともかく、中華なら鶏がらスープの素、洋風ならコンソメスープを使うのが当たり前。
なのにこの本ではそれらを一切排除。
とにかく素材のうまみを引き出すことだけで“リアル”スープを完成させてしまっています。
うまみやコクが足りないのでは?と思わないでもありませんが、そういう時のひと工夫もちゃんと書いてあります。
しかもスープストックを作ったり、という工程もありません。
そう、使ったものはもれなくおいしく食べてしまおう!という姿勢は、スープ・フリークにとってうれしい限り。
もちろん鶏がらでとったスープも大好きです。
でも普段の食事の時にありあわせの材料でパパっとできてしまうおいしいヒントが、この本には満載です。
ただ、いつも思うのですが、料理の写真とレシピはできれば同じ見開きの中に収めて欲しいですね〜(前半部分はそのようになっていますが)。
こんな風に思うのは私だけなのでしょうか?