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儀礼と象徴の中世 (ヨーロッパの中世 8)
 
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儀礼と象徴の中世 (ヨーロッパの中世 8) [単行本]

池上 俊一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

中世は儀礼と象徴に満ち溢れた世界だった。それらは宗教と政治の場や社会的秩序の形成において決定的役割を担っただけではなく、身振りや感情表現に形を与えていた。また、社会に溢れる数々の象徴も身分社会を表象する連帯と排除の記号として機能した。儀礼行為と象徴の分析から、中世世界の深層にある原理をあぶり出す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池上 俊一
1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専攻博士課程中退。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。研究テーマはフランスとイタリアを中心とするヨーロッパ中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 290ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/12/19)
  • ISBN-10: 4000263307
  • ISBN-13: 978-4000263306
  • 発売日: 2008/12/19
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
 本巻を含むシリーズ「ヨーロッパの中世」は、学士院会員から若手までの実力者が総出で最新の研究成果を披瀝するという有難い企画です。凡庸な「講座」とは一線を画す作りにしたのも正解でした。
 著者池上氏の恪勤ぶりは驚異的で、次々と著作・翻訳をものされます。本巻においても、海外の諸研究を咀嚼したうえでの目配りは充分ですし、論述は明晰で間然するところがありません。「聖なる儀礼」と「俗なる儀礼」という軸のもと、政治・宗教・社会におけるその機能や意味が広範に辿られます。まことに手際のよい交通整理なのですが、精密機械を復元するかのような静的な分析や、やや端正にすぎるその文体が歴史の真の動態を捉えるにふさわしいかどうかは異論もありうるでしょう。
 この分野においては絶対に無視できないカントーロヴィチやシュラムはあっさりとした扱いですが、これは禁欲なのか抑圧なのか。儀礼にせよ象徴にせよ、現代にあっても喫緊の主題なのですから、剣呑な領域に踏み込む度量もこの著者には求めたいところです。
 なお、瑣末事ですが、池上先生、「すべからく」を「すべて」の意で使うのは誤用ですよ。
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