子供の頃、電子頭脳、コンピュータという言葉にあこがれていました。
パソコンという言葉はまだ無く、マイコンという名前でコンピュータが大型家電量販店に並び始めます。
買うお金はありませんでしたが、毎週のように店頭に触りに行きました。
本だけ買ってBASICを覚え、店頭で暗記してきたプログラムを入力しました。
文字が色を変えて表示されただけでうれしかった。
大学生になって、はじめてMS-DOSに触れました。はじめてパソコンを買ったのも大学生のとき。
毎日、実験室に忍び込んで、学生実験用のPC-9801でC言語を覚え、小さなソフトハウスでアルバイトをしました。
そのお金を貯めて、パソコンを買いました。EPSONのPC-286。PC-9801の互換機です。
自分のOSを作るのが夢でした。
とにかく、コンピュータに触る仕事がしたい。就職の面接でもそう言い切りました。
今は、小さな会社を経営しています。
自分のOSを作るという夢は叶いませんでしたが、機械制御用にLinuxをカスタマイズしています。
この本を読むと、若かりし日の自分がよみがえってきます。
コンピュータという言葉に、途方も無い未来を感じて、憧れのままに夢を追いかけていた頃の自分の姿を、ふと、背中から眺めたような気がしました。
ページをめくる度に、涙がじわりと染み出してきて、最後には、ボロボロと涙をこぼして泣いていました。
今40歳代で、昔、マイコン少年、パソコン少年だった人は是非、手に取ってみてください。
ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズに憧れた、あの頃が、鮮明に蘇ります。