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僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由 (文春文庫)
 
 

僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由 (文春文庫) [文庫]

稲泉 連
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

引きこもり、フリーター、不登校……。実社会をまえに立ちすくむ若者たち。問題視されている彼らの呟き、叫びを、同世代が伝える
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

高校を中退後、大検を経て大学に入学した著者が、「働くってなんだ?」という疑問のもと、「社会」に違和感や不安を抱きながらも人生を模索する同世代の八人の若者を取材し、彼らの心の裡を描く。引きこもりも、フリーターも不登校も、大企業に就職しても…。現代の「青春の悩み」をすべての世代に伝える一冊。

登録情報

  • 文庫: 303ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/03)
  • ISBN-10: 4167717255
  • ISBN-13: 978-4167717254
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 著者は高校一年の夏に中退し、大検を経て大学に合格するまでを描いた「僕の高校中退マニュアル」を出していて、その「僕の高校中退マニュアル」でも現代の若者の抱えているものを自らの体験をもとにして現していましたが、本書は社会に立ちすくむ同年代の若者の声に耳を傾けたレポートで、社会とは何か、働くとは何かを、引きこもりや不登校から働く人へと転向した8人の実体験を描いています。著者自身も含め、ここに登場する8人はそれぞれに事情があり、悩みや葛藤は人間ドラマとしてもしっかりと描かれています。改めて自分にとっての、社会とは何だろう、働くことは嫌なのか?を考えさせられましたし、自分の体験を交えている著者の自分自身への問いかけにも印象に残りました。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 愛々
形式:単行本
登場するひとたちすべてさまざまな境遇であるけど、ここに書かれている20代前半くらいのひとたちの仕事に対する悩みはどれもすべて理解できる。
それを書く作者自身が「働く」ということについてインタビューされる側と同じく真剣にとらえているからこそ、とても伝わるのだと思う。ニートだとか、年金負担の増加だとか、決して社会問題へ広げて語らずに、「働くこと」についてその人自身の話を真摯に聞いてくれる感じ。
自分の仕事はこれでいいのか、毎日不安と焦りがある。それへの答えは出なくても、大学時代の友達に自分の話を聞いてもらったような一冊。
この作者の本は初めて読んだけれど、同世代の、今読んでおかなくちゃいけない人だと思った。ほかの著作はAMAZONでは品切れだけど、本屋で探してすぐに読もうと思う。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By oil 73
形式:文庫
 僕はこの本に、大学2年生の時に出会いました。
その時、バイトが上手くいかず、悩んでいました。
「こんなバイトすら満足に出来ずに、就職できるのだろうか?もし、就職しても、その後、大丈夫なのだろうか?」

 まだ、このことに答えを見出せてはいませんが、僕のような悩みを持った方に対して、この本はそのヒントをくれるでしょう。この本は、現代を生きる8人の若者(僕より先輩ですが…)を取材し、その彼らの歩んだ人生が描かれています。

 その話の中から2人、僕にとって印象的であったものを紹介します。

1.引きこもりからの脱出
 引きこもりから脱出しようともがき、一人暮らし、バイトをし、高校に通ったり、アメリカへ空手の修業をしに行ったりする中で、挫折を繰り返しながらも(1つの行動をした後、波を打つように引きこもることをぶり返します)、社会の中で生きていくようになる青年の話。
 
 引きこもった時の無力感と、窮に瀕し、行動に出る時の活力のギャップに驚かされます。僕も無気力に日々を送っていることがありますが、「人間、やろうと思えば、色々なことに挑戦できる」と感じさせてくれました。人生は、物語のように、全てがうまくいく訳ではないという現実の厳しさを知らされるが、その中で前進し、社会に出ることでしか得られないものもあると感じました。前進したかと思いきや、以前の生活に後戻りするなど人間の弱さにも共感できると思います。

2.働くことは続けること
 この青年は、中学・高校とバスケ部に所属し、シゴキを受けるが、父は「運動部なら当然だ」と言われた。彼の父は無言で毎日働き、無遅刻無欠勤を全うし、無口だが男らしい人であった。青年はその父へ尊敬とあこがれの念を持つ。
 スポーツ関係の仕事に就きたいと思い、高卒後、あまり調べもせずに、スキー・スノボーの販売店に就職した。しかし、ウィンタースポーツは苦手で、商品説明などもうまくできず、販売成績が悪く、先輩からの罵倒され、やめようとするが、父に激怒され留まることにする。シーズン中、全ての休日を使い、スキーに通い、会社や尊敬する上司に報いようとする。しかし、販売成績は低迷したままであったが、7年間勤めあげる。その後、バイトをしながら、福祉の仕事を目指し、ホームヘルパーの職につき、施設に欠かせない存在となる。
 
 どんなに辛く苦しくても、その中で、苦労し努力することの大切さ、そして、人間はどこまで努力できるのかということを教えてくれました。そして、その中から道が開けてくることも信じさせてくれるでしょう。
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