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僕は運動おんち (集英社文庫)
 
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僕は運動おんち (集英社文庫) [文庫]

枡野 浩一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

運動も勉強もできず、ゆるい自殺願望のある童貞高校生の僕。強制的に都の水泳大会に出るハメになり、嫌々ながら水泳漬けの日々が始まった。切実でコミカルで爽やかな青春小説。

内容(「BOOK」データベースより)

運動も勉強もできず、落ち込みがちな高校生の勝。運動音痴から「うんちゃん」とあだ名され、同じ高校に美しい妹が入学してからは変に目立って、ますます死にたい毎日。そんな中、詩を書く柔道部の男子と親しくなり、彼の幼なじみである、髪の長い女子柔道部エースに恋してしまう。なぜか運動部にも入部するハメになり、学校生活は予想外の方向へ―。笑えて元気が出る青春小説。

登録情報

  • 文庫: 296ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/6/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087464504
  • ISBN-13: 978-4087464504
  • 発売日: 2009/6/26
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
運動音痴の主人公・川入勝は、「ぼくは勉強ができない」(山田詠美)の
サッカー少年・時田秀美のネガのようです。
高校生ぐらいの子どもにとって、スポーツが下手なことがいかに
コンプレックスになるかがこれでもかと書かれています。
主人公から見た、スポーツができる人間独特の「いやな感じ」も
しっかり描かれます。

主人公がしょっちゅう自殺を考えているぐらいなのに、
小説の雰囲気は少しも陰惨ではありません。
本人は真剣に悩んでいるのですが、書き方がどこかひょうきんで、
読んでいてくすっと笑ってしまいます。
不思議に魅力的な一人称です。

ライトな「人間失格」のようでもあります。
自己嫌悪がはげしい勝が、本人に自覚がないまま
じつはけっこうモテている(女にも、男にも)ところとか。
しかし勝には「人間失格」主人公のべたっとした感じはありません。
情けないのだけれど憎めない。だいじょうぶ、
ガンバレ!と応援したい気持ちになります。

勝を取り巻く波多野さん(柔道部)、岡下さん(演劇部)、愛子(可愛い妹)、
米倉先生(音楽教師)ら女の子、女性が最高に魅力的です。
全編にちりばめられた、勝の友人・宇佐田君の詩が
(高校生にしては巧すぎる気もしますが)とてもいいアクセントになっています。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By サイケデリック探偵団 VINE™ メンバー
形式:文庫
1985年頃が舞台の青春小説です。主人公の川入勝(ショウ)は運動も勉強も駄目で、自殺願望をもっている高校生。あだ名はうんちゃん。
彼が友情や恋、スポーツ(水泳だけはできる)学園祭を通して成長していきます。
読みどころのひとつは、ショウの友人の柔道部員で詩人でもある宇佐田春夫くんとの関係でしょう。
彼の書く詞は実際に枡野さんが過去に書いた詞なので、枡野ファンは要チェックです。
あまり書きすぎるとネタバレになるのですが、彼は妹(美少女!)の髪をいつも切ってあげていて、その髪型が学校で高評価を得たりしています。
小説の山場は学園祭の演劇で、『ガラスの仮面』の話がでてきます。
前作の『ショートソング』もそうでしたが、枡野さんの青春小説を書く腕前はかなりのものではないでしょうか。
思春期真っ最中の人も、遠くはなれた人にも楽しめる一冊です。

追記(物語の中に出てくる三ツ矢サイダーと牛乳を混ぜた飲み物を自分でも作ってみようと思いました)
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
と、朝日新聞の時評で紹介されたのをみて、買ってみた。
本来は歌人という作者を知りませんでした。

いやぁ、面白かったなぁ。
なんというか、嫌みのない、穏やかな小説で、とてもとてもよかった。
どうなんだろう、いろいろ世間では今時の高校生はとか言うけれど、案外性根の部分は、こういう純朴な(もちろんいろいろ現代的な部分はあれど)良い意味で、子供らしいと言うか若者らしいと言うか。そんなところを皆持っているのではないか。
そうして、今も昔も変わらぬ、異性と、性と、今の生の危うさに、揺れ動く心があるのではないだろうか。

とても気持ちの落ち着く、素直でいい時間を過ごせました。
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