著者は東京・赤羽で家業の茶販売店を営むかたわら、日本茶インストラクターとして海外を含めた各地で日本茶セミナーの講師を務めている。この著者が「世界のお茶の中の日本茶」という視点から書いたのが本書だ。
日本茶の種類やいれ方などについての解説のほか、市場での取引の様子や、生糸に次ぐ輸出品として明治政府が煎茶の増産を図った結果、番茶が衰退した、などの歴史が興味を引く。高知県内でわずかに作られる碁石茶など個性的なお茶も登場し、様々なお茶との出合いを楽しめそうだ。
( 稲田由美子)
(日経レストラン 2002/12/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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最も参考になったカスタマーレビュー
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
目からうろこ~うーん、奥が深い。日本茶の世界~,
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レビュー対象商品: 僕は日本茶のソムリエ―お茶で世界をつなぐ夢 (単行本)
カサブランカ(モロッコ)で著者は、そこに日本茶喫茶店があったことを知って驚く。そこから、著者の日本茶の謎への、長い長い旅が始まった。上海に行ったとき、私はお茶屋(小売店)に案内され烏龍茶を飲んでビックリした。驚いた理由はふたつだ。理由のひとつは、「お茶の香りがする~!」「お茶の甘い味がする~!」ということだった。缶入り烏龍茶とは似ても似つかぬちゃんとしたお茶だったのである。もうひとつの理由は、値段の高さだ。確かにおいしいお茶であったが、このくらいの味と香りなら、なにもここで100g(最低)3千円も出して高級烏龍茶を買わなくても、100g千円の日本茶(煎茶)で充分に味わえる。いれ方をうまくすれば、六・七百円のお茶でも大丈夫だ。お茶大好きな私が知りたいこと、知りたかったことが、この本には満載されている。さすがにアメリカまで行って日本茶セミナーを開催する著者だけのことはあるわい、と関心させられた。お茶の小売店も経営する著者だが、商売の方は大丈夫と心配してしまうほど、お茶にのめり込んでいる。「僕が、高知県の山奥でたった二軒しか生産していない碁石茶を扱っているのは、・・・なによりも僕が、碁石茶作りを続けている生産家を応援したいからなのです」という心意気がすごい。ハウツー本にはない奥の深さを感じさせる日本茶の本。日本茶の歴史・種類・生産・流通・日本茶の将来・日本茶と銘うった原産地中国のお茶の横行、などなど著者の造詣が光っている。
5つ星のうち 5.0
茶道以外に日本茶の本が少ないのが変,
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レビュー対象商品: 僕は日本茶のソムリエ―お茶で世界をつなぐ夢 (単行本)
本書は茶道の本ではなく、お茶の入れ方の本でもない。日本各地の茶取引の部分が面白いが初版2002年なのでp.68の「蒸し製緑茶生産順位は静岡県、鹿児島県、浙江省」などは変わってしまったと思われる。 p.225にグルタミン酸ソーダ添加の問題の記述があって、「一部の生産家」としているが、「指定しないと入っている方が多い」という話もあるからこの辺も次の版で質してほしいところ。
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