残念系青春ラブコメ『はがない』の第四巻。
前巻に引き続くテンポの良い展開に加え、これまで以上にラブの比重が増した印象を受けた。
髪を切ったヒロインと、彼女の正体を知った主人公、予想に反してその場のやり取りはあっさり。
しかし、イラストの表情を含めて、彼女の微妙な変化が随所で感じられた。
その一方で残念さに拍車が掛かっていく隣人部の活動内容と、もう一人のヒロイン。
主人公が初めて入る妹以外の女子の部屋と、彼女の父親が発する意味深な言葉、
主人公の知らぬところで、何かが「進展」していく。
そして、ラストで回収される、至る所で回収の予感があった伏線…。
伏線を張り巡らせているかと思えば、それを少しずつ回収していくテンポの良さ。
前巻もそうだったが、本巻もラストの描き方が実に見事だ。
次巻、一波乱を予感させられるが、きっと、さらなる盛り上がりを見せてくれることだろう。