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人民裁判で死刑判決がされ背中に「土豪劣紳」と墨書された男を山口
自ら処刑した話、個々の戦闘の話、共産軍の性格の観察、直接聞いた
林彪司令員の演説、文化大革命に遭遇したことなど当事者でなければ
観察し得ない非常に興味深い話に満ちていてあっというまに読み終わっ
てしまった。
終戦当時数千人の日本人医師と看護婦が共産軍に編入されて働いて
いたことを著者は自分の目で見ているが、著者を含めこれらの日本人は
中国人言うところの「井戸を掘った人」に他ならないのに中国共産党は
これらの人々を一顧だにしないことに著者は納得できない。また帰国後
に携わった日中貿易に関しては不愉快なことばかりでなにひとつ楽しい
想い出がないという。
こんなに面白い本は久しぶりに読んだ。本書は中国、中国人、
中国共産党、人民解放軍の性格について学者や新聞記者の中国論からは
窺い知れないナマの情報を提供してくれる。
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