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僕の読書感想文 [単行本]

近田 春夫
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世の中にはいっぱい面白い本があるゾ。“知る人ぞ知る”書評エッセイを10年分一挙収録!「読書の快楽」を味わいつくす一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

近田 春夫
1951年東京生まれ。ロックンローラー。’75年に近田春夫&ハルヲフォンとしてデビュー後、BEEF、ビブラトーンズなどを率いて活動する。同時にタレント・DJ・プロデューサー・歌謡曲評論家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 382ページ
  • 出版社: 国書刊行会 (2008/12)
  • ISBN-10: 4336050899
  • ISBN-13: 978-4336050892
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 17.8 x 11.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 219,766位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:単行本
著者が「文化鳥類学」というユニークな分野の本を読んで一番思ったのは、「本当に好きなことやものについて書かれた文章は、美しく力がある、ということだ」。奥野信太郎の文章を評して「ほんの少し前まで、日本語はもっと木目の細かなものだった」と。本書に登場する本はジャンルも様々だが、一貫して格調ある文章にこだわって選ばれている。いわゆる名文家ということではなく、著者の生き方が選ぶ言葉や文章のリズムに表れるような文章を求めて、小説もエッセイも伝記も、音楽も映画も落語も歴史もSFも受け止める。『考えるヒット』の批評眼、文章力は、こういう読書遍歴からうまれたということだ。エッジの効いたミュージシャンが、古きよき日本語を愛し、その美徳の喪失を嘆く。驚くほど正統な書評集。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 「あとがき」がかっこいい。「(仕事を)引き受けたのは、当時本業の音楽に行き詰まりを感じていた」からであり、「正直『家庭画報』というのが全く関係なかったとも言わない。なんだかだ言っても“ブランド力がある”というのは誘惑的なのだ」ですよ!こういうことサラッと言えちゃう人って案外少ない。
 色んな本を取り上げているけど、言っていることにブレがないっていうか、結局のところ、読み手は、“本の批評”じゃなくて“近田春夫の批評”が読みたいのだ。軽く読める分量、2冊取り上げる時の紹介の配分など「考えるヒット」に通じるフォーマットなんだけど、中身が音楽でも本でも実は変わらないっていうか。
 ブレのなさってのは、例えば次にあげる文章。「'80年代の終わりとともに、我々が放棄してしまったのは、効率の悪い情熱だった気がする」「今売れているような“軽い”本はいくら何でも軽過ぎる。書きなぐりとまではいわないが、あまりにも消費的で、二度読む気になれるものがほとんど見当たらない」「もうブランドに奥床しさを求めても始まらない時代」。これって同じ事を表現を変えて言っている。一方で「芸術や表現は、経済のどう考えても下部にある」って冷徹に見極めてるんだけど。堀内誠一の本に対して「クールでホットな一冊」って言葉があるけど、このクール&ホットっていう評は近田春夫という人物にも当てはまる。
 人物評ってことで言えば、ひとことで本質を突く批評はこの本でも健在。
○花森安治⇒『暮しの手帖』に書かれていることは大変正しい。しかしその正しさには面倒臭さもついてまわる。
○岡本太郎⇒とにかくこの人が独特なのは間違いない。ただ、その独特というのは、いわゆるオリジナリティ(独創性)とは別のものなのかも......。
○三島由紀夫⇒結局三島由紀夫は文化の規範が“ロック”になってゆくことに耐え切れなかった。
 ね、ちょっと読みたくなりません?
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
正直申し上げると、ここで紹介されている書物のただの一冊も、私は手にとったことがありませんでした。それが一番の衝撃でした。恥ずかしい〜。
趣味は読書です、なんて答えているのに…。
「感想文」からはどの作品にも深い愛着と作者への温かな敬意が感じられ、読んでいてホッとします。
実際に読んだ気にもなってしまいつつ、ぜひとも「私も読ませていただきたい」と自然に思ってしまう。
他人や作品を批評と称して貶したりすることは簡単ですが、卑屈さやいやらしさを感じさせずに、誉める、評価するって、すごいと思うのです。

今日も古本屋をのぞきにいきました。
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