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僕の見た「大日本帝国」 (角川ソフィア文庫)
 
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僕の見た「大日本帝国」 (角川ソフィア文庫) [文庫]

西牟田 靖
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「日本統治時代の痕跡」を探して「大日本帝国」の統治下にあったアジア太平洋の各地を踏破した、70年生まれのノンフィクションライターの意欲作。あなたの知らないアジアの中のニッポンの姿がいま明らかになる!

内容(「BOOK」データベースより)

十字架と共存する鳥居、青い日の丸、見せしめにされている記念碑…。かつて日本の領土だった国や地域に残るあまりにも唐突で不可思議な光景の理由は何か。忘却でも禁忌でもなく、戦争を知らない世代だからこそ、埋もれてしまった「あの時代」を丸ごと見つめ直したい!逃れられない衝動に突き動かされ、自らの足で「大日本帝国」を踏破。教えられてこなかったアジアと日本の歴史をたどる渾身のノンフィクション。

登録情報

  • 文庫: 398ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2010/7/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 404409425X
  • ISBN-13: 978-4044094256
  • 発売日: 2010/7/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
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35 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By SIROCO
形式:単行本
こうしたテーマを扱うとき、普通、書き手は「入れ込み」すぎてしまうものだと思うが、この本は遠近のバランス、複眼単眼のバランスが非常にうまく取れていると思う。肩肘はることなく、ニュートラルで自然体なのだが、自然体の分、自分の知らない歴史や事実と出会っていく旅の様子がスリリングかつビビッドに伝わってくるのだ。
思うに、これは1970年生まれ(以降)という世代に共通の感覚なのかもしれない。同じ1970年生まれの三崎亜記は『となり町戦争』についてのインタビューの中で、「僕らの世代は「戦争に対してイエスかノーか」で簡単に結論を出すことができない」という趣旨のことを語っていたが、この本の著者にも同じような感覚の根っこがあるように感じられた。ローレライの福井晴敏はもう少し若いが、こうした若い書き手がそれぞれの方法で「戦争」というものに向き合い表現しているのは興味深い。本書はノンフィクションだが、今を生きる若い世代の「戦争感・観」を考える時、そうした文脈の中でも語られるべき貴重な作品だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
44 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By BECK
形式:単行本
朝日新聞の書評で「報道ステーション」の加藤千洋さんが誉めていたので書店で手にとってみた。帯の「カソリックの墓地に佇む鳥居(!)」の写真に目を奪われ、思わず買わずにはいられなかった。そして読み始めると、なるほどぐいぐい引き込まれ、ひと晩で一気に読み終わってしまった。
まず視点・手法が圧倒的にユニークである。日本時代の痕跡(特に統治の象徴としての鳥居)が日本の元領土だった各地でどんな扱いを受けているか、を徹底的に追いかけ、「反日」「親日」の度合いをあぶり出すという手法に、目からウロコ。単純ではあるがいままで誰も試みたことのない手法である。そして押し付けがましい考察や主張はなく、ただ「見たもの」を「見たまま」に書くというルポルタージュの基本が徹底されている。ゆえにその場で感じる著者の「心象」が語られる部分も説得力をもって迫ってくるのである。TVや雑誌といった従来のメディアからは伝わってこなかった、「反日」と「親日」のリアルがひしひしと伝わってくる。
著者は旅の最後に靖国神社を訪ねて旅を終える。そこでの最後の意外な「発見」は、著者とともに旅をした読者に素晴らしい読後感を味あわせてくれる。歴史好きな人も旅好きな人も必読の一冊。買って損はありません。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いやはや奇特の人もいるものである。
かつての大日本帝国を歩いてみようという発想をなかなかできるものではないと思う。

特に奇跡的に残された神社の鳥居にこだわって書かれているようだが、日常に埋没した生活を送っている私のような一般人に、樺太、台湾、旧満州帝国、南北朝鮮、南洋諸島の「今」を伝えてくれる価値のある本だと思われる。

もし著者が本書を企画するのが、もう10年、遅かったら、おそらく本書に書かれている、70代以上の日本語を話せる現地に暮らしている人々(日本人、現地人の区別無く)はこの世にいないだろう。
だからの著者が聞き出した彼らのエピソードは永遠に知り得なかったに違いない。
そういった意味では、戦争という時代の生き証人たちからインタビューができたことは、ラストチャンスではなかろうか。
そういう意味では非常に価値がある本だといえる。

戦争賛美でも、何が何でも反対という強烈な思想を持たない我々戦後世代の日本人に、あらためて日本のしてきたことを思い知らされる。

蛇足ながら、文体が沢木耕太郎「深夜特急」に似ているのは、カバーの裏にかかれているとおり著者もバスでアジア、ヨーロッパを見て歩いた経験があるからだろう。
それは本書の価値を下げるものではないのだが、グァムなどで安易に海外旅行を楽しんで帰ってくるというバカンス旅行しかしない人たちには少し考えさせられる良い機会となるだろう。

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著者は,その体当たりの姿勢で読者を楽しませているが,今回もその期待を裏切らせない
戦時中の日本が勢力を拡大していた各地,樺太,台湾,朝鮮半島,満州,ミクロネシアに足を運び,日本が残した形跡をたどる本。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/24 投稿者: ブルースカイ
中途半端な本
古本屋で100円で売っていたので買いましたがあっという間に読んでしまった
本当に見ただけの旅行記って感じです... 続きを読む
投稿日: 2009/9/3 投稿者: 月光仮面
好奇心を大事にする
「東南アジアってどこの地域を指すのか?」ときかれ「太平洋戦争で日本が占領していた地域だ」という冗談まじりの小話があるが、著者は戦前日本が植民地にしていた地域を20... 続きを読む
投稿日: 2008/11/24 投稿者: sirou55
ただの旅行記。
紹介されたポイントの半分以上訪れたことがあります。その目でこの本を評するならば、まず第一に、掘り下げが甘い。甘すぎる。ただの旅行記というべき代物です。この本がここ... 続きを読む
投稿日: 2007/8/26 投稿者: バカボン8
等身大のアジアがそこにある!
この本は、インドへ自分探しの旅をするバックパッカーのノリで著者が大日本帝国を

探しにアジアへ飛び出した旅行記です。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/15 投稿者: きゅうり坊主
旅行記としては★5つ
西牟田氏は意欲的である。活動的である。あっちへ行きこっちへ行きしている。西牟田氏は楽しそうである。まるで観光客である。そしてそこが致命傷だ。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/3 投稿者: Japan Impartial Integrity
等身大の個人としての戦争体験理解を共有できる本
中国、あるいは韓国の立場から反日を当然とする本も、あるいは日本の立場から反日につばを吐いたり卑屈すぎるほど卑屈になった本も読みたくはない、だけどやっぱり色々読んで... 続きを読む
投稿日: 2006/3/21 投稿者: まう姉さん
丹念なフィールドワーク
この本の成立事情を知っていなかったら、手に取るのがためらわれる題名かもしれない。政治的な内容ととられかねない。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/21 投稿者: knockeye
報道だけでは判らない部分も判る
作家さんが同い年の方ですが

凄い行動力・思考力・精神力で

各地各国を精力的に取材されており、... 続きを読む
投稿日: 2006/3/13 投稿者: KUROKISI
この本の面白いところは、右でも左でも思想の偏った人が読むと反対側に偏って見えることのようです(笑)。そういう批判を見てから読み返すとその人と同...
続編の『写真で読む 僕の見た「大日本帝国」』も面白いですがまずはこちらから読むのがおすすめ。

類書もないですし、... 続きを読む
投稿日: 2006/2/23 投稿者: i16(愛一郎)
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