内容紹介
第4回新潮ドキュメント賞候補作。
[世界観なき時代の大した膂力]戦争遺跡を訪ねながら
ありがちな「観」や「論」に陥らない軽やかさこそがこの書き物の持ち味のように思える。
――選考委員 藤原新也氏評
ニュートラルな視点で「反日と親日」のリアルを鮮やかに描き出し、
戦後60年間埋もれていたアジアの中の日本の姿を明らかにする。
[世界観なき時代の大した膂力]戦争遺跡を訪ねながら
ありがちな「観」や「論」に陥らない軽やかさこそがこの書き物の持ち味のように思える。
――選考委員 藤原新也氏評
ニュートラルな視点で「反日と親日」のリアルを鮮やかに描き出し、
戦後60年間埋もれていたアジアの中の日本の姿を明らかにする。
内容(「BOOK」データベースより)
サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、それにくわえて中国東北部(旧満州)。明治の半ばから昭和二〇年の終戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ。戦後半世紀以上たった今日でも、古くからかつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、鳥居、神社、日本精神、残された日本人…と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡=「日本の足あと」が残っているのだった。僕は、大日本帝国の領土だった各地に「日本の足あと」を探す旅を始めた―。戦後60年目のいま日本の過去をたどる禁断の旅の記録。
内容(「MARC」データベースより)
十字架と共存する鳥居、青い日の丸、見せしめにされた記念碑…。かつて日本の領土だった国々に残る「日本のあしあと」をたどったときに見えてくる、その不可思議な光景とは? 知られざる反日と親日のリアル。
著者からのコメント
十字架と共存する鳥居、青い日の丸、ロシアの鳥居、見せしめにされた記念碑、落書きだらけの慰霊塔……かつて日本の領土だった国々に残る、その不可思議な光景の理由は? 知られざる反日と親日のリアルとは?―忘却なのか、禁忌なのか? 埋もれてしまった「あの時代」を、戦争を知らないからこそまるごと見つめ直してみたい。だから僕は「大日本帝国」を踏破してみた。
カバーの折り返し
こんなニッポンがあったことを、あなたは知っていますか?
サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、それにくわえて中国東北部(旧満州)。明治の半ばから昭和二〇年の終戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ。戦後半世紀以上たった今日でも、古くからかつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、鳥居、神社、日本精神、残された日本人……と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡=「日本の足あと」が残っているのだった。
僕は、大日本帝国の領土だった各地に「日本の足あと」を探す旅を始めた―。
著者について
1970年大阪生まれ。神戸学院大学卒業。8カ月間の会社勤めの後、地球の丸さを感じるための地球一周の船旅へ。以降、ライターとして活動を始める
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西牟田 靖
1970年大阪生まれ。神戸学院大学卒業。8カ月間の会社勤めの後、地球の丸さを感じるための地球一周の船旅へ。以降、ライターとして活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1970年大阪生まれ。神戸学院大学卒業。8カ月間の会社勤めの後、地球の丸さを感じるための地球一周の船旅へ。以降、ライターとして活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
プロローグより: あまりに唐突な風景だった。日本にしか存在しないものと勝手に思い込んでいた鳥居というものが遠く離れたサハリンにいまも残っていることに驚き、それまであまり考えてこなかった祖国、日本の過去というものを初めて突きつけられたような気がした。だが、同時に、僕たちが教えられてきた「侵略」というたったひとことの言葉だけでは割り切ることのできないものを感じもしたのだ。そして、「だったらほかの日本の元領土ではどうなっているのだろう」という素朴な疑問がわいてきた。
東京新聞、中日新聞夕刊文化面 03/11/2005
難しい言葉で歴史を語るのではなく、旅人の視点を失わない態度に好感をもつ。(永江朗氏評)
読売新聞朝刊「本よみうり堂」 02/27/2005
海外を通じ<日本とは何か>を書いていく自分がいることは、確かに分かってきている。
朝日新聞夕刊文化面「ようこそ」 03/09/2005
文字通り「大日本帝国」を巡り、現地の人々と話した感想を素直につづった旅の記録だ。(四ノ原恒憲氏評)
日本経済新聞夕刊文化面 03/17/2005
この本は、今も海外にある大日本帝国遺跡を、おしえてくれる。若い著者の感銘ぶりが新鮮だ。(井上章一氏評)
朝日新聞朝刊読書面 04/03/2005
姿勢がバランスよく貫かれ、反日と親日のはざまを掘り起こしたルポである。(加藤千洋氏評)
週刊ポスト書評 04/15/2005
本書は、歴史が自分探しの旅であることを再認識させてくれる。(評・舛添要一氏=国際政治学者・参議院議員)