『僕の妹は漢字が読める3』です。2012年前半時点でのラノベ界の問題児ともいうべきシリーズの三巻。
あらすじの通り、主人公ギンの前に実の妹というのが登場し、メインヒロインのクロハが面白くない、という展開です。
全体的なことを言ってしまうとどうしても第一巻の第一章で盛大な出オチなのですが、ここに至っても随所にちりばめられた23世紀的なぶっとんだネタの数々は全く威力を失っていないのが驚きです。
ラノベの最重要事項として、メインヒロインのクロハがかわいい、という基本を押さえているので、一巻一章の出オチだということ込みでも楽しく読むことができます。その反面、新キャラであるアマネコや、既存キャラのユズなどが、クロハのライバルというには物足りない感じもありました。
とっくの設定やギンの設定なども上手く扱っていましたし、最後の対決場面では、ギンが実力でという場面はかっこよかったです。ギンのくせに。
毎度くだらないと思いつつ、次はどんな23世紀世界を見せてくれるのかが楽しみになった時点で作者の思惑通りに踊らされているのでしょう。
第一巻で切らずにこの巻まで読んでいる人は、もうとっくにヘンなのみものを飲んじゃっているような感じなので評価は不要なような気もしますが、とりあえず★5で。