23世紀の漢字が失われ、萌え文化とひらがな表現が世間に受け入れられ文学のみならず社会まで毒された狂気未来の設定は面白い。
そんな中でその社会に染まりきって小説家を目指す兄と、どこかこの社会に疑問を感じている漢字の読める妹とのやり取りは
読者側から見ると妹を全力で応援したくなること受け合いの楽しい掛け合いになっていて笑わせてくれる。
こちらとしてもそのまま不条理世界でコントみたいな会話をしながら兄が小説家を目指す話だと思っていたのだが、そこからの展開は個人的にちょっと肩透かし
唐突に23世紀から離れ、兄の面白23世紀人っぷりを発揮しつつもちょっとしたSF展開になってしまう。
妹も漢字が読めることのアドバンテージが失われてしまい、ただの突っ込むだけのツンデレ系妹となってしまったことが残念。
次巻もあるそうですが、このままの流れで行くならイマイチになる印象です。