僕のうつうつ生活、それから著者である上野さんの、その後、が綴られた力作。
編集者の方から「遺書ではないですよね?」と確認をされるほどに、赤裸々に
ご自身の半生が綴られています。
この前作に位置づけられる「アカルイうつうつ生活」は、ご自身の不調ととも
に家族が歩まれ回復していく様子が綴られています。
本作品では、子供の頃に母親から受けた影響や父親との関係、その関係性の中
でもがきながらも進んでいこうという気持ちが描かれます。
また、著者はある事件を契機にうつの度合いを深めていきますが、その課程の
ジレンマ、その結果として発生した家族の変化等、身にしみて感じる部分が
あります。
私自身が患者であり、家族であるという状況の中で、この本は決して明るい
内容ではないながらも、やさしく諭すようにささやきかけてくれた本です。
しばらく頑張ってみようという気持ちになりました。