小学六年の龍神(たつみ)は、公務員の父、テニスも大会で優勝するし作文も校内で表彰される弟、少し勝ち気な妹。礼儀正しい兄弟。その中で龍神は違和感を感じながら生活している。その違和感は、町外れの搭に行った時カタチになる。
搭には、死んだはずのおじいちゃんが住んでいた。おじいちゃんは、龍神に問う。善とは何か、悪とは何か。龍神はこれまで正しいと信じていた事に疑問を持ち始める。親の言う事、学校が決めた事、本当に正しい?
それに目覚めた龍神は、親の敷いたレールから外れ始める。両親は不安にかられ、監視し自分のレールに戻そうとする。
でも自分の道を龍神は、見つけてしまった。
子供を持つ親にも、読んでみてほしい。子供の事を私物化してないだろうか。子供を一人の人間として見ているだろうか。
この小説は2000年に『チャレンジキッズ五年生』に『ぼくの幽霊屋敷日記』として連載されていた物である。その当時これを読んでいた、人も読み返して欲しい。
あなたは、自分の考えをちゃんと持ってますか?