内容紹介
「北海道移住」と「家造り」(廃屋の牛舎を改装した手造りの小 屋)「北海道十勝での暮らし」について、実体験を一冊の本にまとめた。土地探しの実際。移住先での家造りでは廃屋の牛舎を二人で改装する。大工は素人だという夫婦二人での家造りの実際がおもしろい。家の造り方はたくさんあると思う。少ない予算で無い知恵をしぼり、立ち止まっては考えながら、時間をかけて造っていく。そうして二人が解った事は、自分の家なんだからどんな方法で作っても良いということ。間違いに気づいたらやり直せばいいということ。やり直しができないものなら工夫して暮らせばいいということ。楽しく造った家に楽しく住むことができるなら、それがどんなにおかしな家でも二人にとっては最高の家になるということ。 本書は、これから移住を考えている方、家を造ろうとしている方にとって、良い点も悪い点も含め何らかの参考になるはず。その他、北海道十勝での忙しい田舎暮らしのことが楽しい。 2006年度、第4回・「道新マイブック大賞」を受賞。
出版社からのコメント
2006年度、第4回・「道新マイブック大賞」を受賞しました。
「移住」と「家造り」「北海道十勝での暮らし」について、実体験を元に綴った
話題の一冊です。
「移住」と「家造り」「北海道十勝での暮らし」について、実体験を元に綴った
話題の一冊です。
著者からのコメント
この度、私たちは「僕たちの移住」を北海道新聞社の制作協力に
より出版いたしました。
内容としては、移住の話。移住先での家造り(廃屋の牛舎を改装した手造りの
小屋)十勝での暮らし等です。本州出身の私たちが、最初の移住地・小樽を離
れ十勝管内上士幌町に移り住んでから3年になります。この3年間の出来事
や生活雑感を家造りを中心に一冊の本にまとめました。
これを読めばあなたも家造りをしたくなるはず。きっと物創りをしてみたくなる
はず。十勝に住んでみたくなるかも。
より出版いたしました。
内容としては、移住の話。移住先での家造り(廃屋の牛舎を改装した手造りの
小屋)十勝での暮らし等です。本州出身の私たちが、最初の移住地・小樽を離
れ十勝管内上士幌町に移り住んでから3年になります。この3年間の出来事
や生活雑感を家造りを中心に一冊の本にまとめました。
これを読めばあなたも家造りをしたくなるはず。きっと物創りをしてみたくなる
はず。十勝に住んでみたくなるかも。
カバーの折り返し
田舎に住みたい。星の見える里に暮らしてみたい。そう考えた私た
ちは長年住み慣れた港町小樽から、大自然に囲まれた町上士幌に移り住んだ。
「自分たちの家を自分たちで造る」これが私たちの田舎暮らしの第一目標だっ
た。巡り合ったのは、広大な牧草畑に建つ廃屋の牛舎だった。
40年間眠っていたこの牛舎を私たちの家にしよう。窓もない、扉もない、もちろ
ん電気も水道もない。頼りになるのは風雪に耐えてきた柱と梁、そしてブロック
の外壁だけ。でもこれだけあれば十分だ。何とかなるだろう。
こうして、私たちの家造りが始まった。
ちは長年住み慣れた港町小樽から、大自然に囲まれた町上士幌に移り住んだ。
「自分たちの家を自分たちで造る」これが私たちの田舎暮らしの第一目標だっ
た。巡り合ったのは、広大な牧草畑に建つ廃屋の牛舎だった。
40年間眠っていたこの牛舎を私たちの家にしよう。窓もない、扉もない、もちろ
ん電気も水道もない。頼りになるのは風雪に耐えてきた柱と梁、そしてブロック
の外壁だけ。でもこれだけあれば十分だ。何とかなるだろう。
こうして、私たちの家造りが始まった。
カバーの折り返し
田舎に住みたい。星の見える里に暮らしてみたい。そう考えた私たちは長年住み慣れた港町小樽から、大自然に囲まれた町上士幌に移り住んだ。「自分たちの家を自分たちで造る」これが私たちの田舎暮らしの第一目標だった。巡り合ったのは、広大な牧草畑に建つ廃屋の牛舎だった。
40年間眠っていたこの牛舎を私たちの家にしよう。窓もない、扉もない、もちろん電気も水道もない。頼りになるのは風雪に耐えてきた柱と梁、そしてブロックの外壁だけ。でもこれだけあれば十分だ。何とかなるだろう。
こうして、私たちの家造りが始まった。
40年間眠っていたこの牛舎を私たちの家にしよう。窓もない、扉もない、もちろん電気も水道もない。頼りになるのは風雪に耐えてきた柱と梁、そしてブロックの外壁だけ。でもこれだけあれば十分だ。何とかなるだろう。
こうして、私たちの家造りが始まった。
著者について
松岡 つとむ (1956年岡山県生まれ) 1979年11月 小樽市に移住 1981年7月 民宿ぽんぽん船開館 1994年より 北海道・旅の情報誌「なまら蝦夷」の編集・事務局を担当 2003年2月 民宿ぽんぽん船閉館 2003年5月 上士幌町に移住。 2005年5月 山猫工房開設
抜粋
6月3日、国道から宮島山を登って萩ヶ岡周辺を走っていてこの建物
と出会った。そこに何も立っていなかったら、車で通り過ぎていただろうと思
う。突然風景が広がったとはいえ、上士幌町内ではそんな風景はどこにでもあ
る。だけど、そこには廃屋の建物が立っていた。引き寄せられるように車を止めた。
僕たちは同時にピンときてしまったらしい。出会いの高揚感が押し寄せていた。
広い牧草畑の片隅にぽつんとその建物は立っていた。僕たちは建物に向かって
歩き出していた。
建物の周辺一反くらいが牧草畑から取り残されていた。外から見ただけだけど、
建物もしっかりしているようだった。「この建物まだ使えるんじゃないの」「建
物が建っているからここは宅地なんじゃないか。農地じゃなければ土地を分けて
もらえるかもしれないよ。」
車まで戻って振り返ると建物の向こうに夕陽が落ちていくときだった。二人と
もそこからの景色に見入っていた。
恋に落ちたのだ。
持ち主を捜してお願いしてみよう、と近くの牧場を訪ねたら、その方の持ち物
だった。地主さん夫妻はちょうど仕事が終わった時間らしく、牛舎の前で僕たち
の話を聞いてくれた。
と出会った。そこに何も立っていなかったら、車で通り過ぎていただろうと思
う。突然風景が広がったとはいえ、上士幌町内ではそんな風景はどこにでもあ
る。だけど、そこには廃屋の建物が立っていた。引き寄せられるように車を止めた。
僕たちは同時にピンときてしまったらしい。出会いの高揚感が押し寄せていた。
広い牧草畑の片隅にぽつんとその建物は立っていた。僕たちは建物に向かって
歩き出していた。
建物の周辺一反くらいが牧草畑から取り残されていた。外から見ただけだけど、
建物もしっかりしているようだった。「この建物まだ使えるんじゃないの」「建
物が建っているからここは宅地なんじゃないか。農地じゃなければ土地を分けて
もらえるかもしれないよ。」
車まで戻って振り返ると建物の向こうに夕陽が落ちていくときだった。二人と
もそこからの景色に見入っていた。
恋に落ちたのだ。
持ち主を捜してお願いしてみよう、と近くの牧場を訪ねたら、その方の持ち物
だった。地主さん夫妻はちょうど仕事が終わった時間らしく、牛舎の前で僕たち
の話を聞いてくれた。