季節風シリーズの第2弾は『夏』
夏の物語なので
切なさや哀しさ、悲しさは無縁で
きっと爽やかな、涼やかな話ばかりだろう、と思ってたけど、
やはり重松さんは、そうはさせないみたいです。
どの話も
夏を舞台に
どこか哀しい、切ない、お話ばかりでした。
その中で母親の再婚に戸惑いを感じながら
でも、最後にはOKを出す女の子を主人公にした「ささのはさらさら」は
女の子の微妙な心の揺れが上手く描かれていて、
ただ哀しい、と言う話ではなくて良かったな。
やはり、泣きました。
「べっぴんさん」「タカシ丸」
この2編で号泣しそうになりました。
特に「べっぴんさん」は
昨年の同じ時期に祖母を亡くしているので
身に染みました。
この2作は続けて載っていたので
涙腺弛みまくりでした。
こういう物語の並びも上手いなぁ〜。
で、最後は爽やかに終わる『虹色メガネ』
上手すぎです。
あざといと言う人もいるだろう。
泣けといわんばかりの物語の並びに
嫌悪感を持つ人もいるかもしれない。
でも、重松さんの作品は
そういったものを超えて
我々に家族の本当の良さを教えてくれているような気がします。
これからも泣きますよ。
泣かせてください、重松さん。