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僕がいない場所 [DVD]

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登録情報

  • 出演: ピョトル・ヤギェルスキ, アグニェシカ・ナゴジツカ
  • 監督: ドロタ・ケンジェルザヴスカ
  • 形式: Color, Subtitled, Widescreen
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: アップリンク
  • DVD発売日: 2009/10/09
  • 時間: 98 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B002LLG8XE
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 104,386位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

大人は誰も愛してくれない。現代の『大人は判ってくれない』とも言える、居場所を見つけられない少年の心を叙情性豊かに描いた衝撃作!

[解説]
これまでもルネ・クレマン監督『禁じられた遊び』(52)、フランソワ・トリュフォー監督『大人は判ってくれない』(59)といった名作から、最近ではチャン・イーモウ監督『あの子を探して』(98)といった作品が人々の心を感動させたことは記憶に新しいが、子供たちを主人公にしたこれらの作品に描かれていることは、当時の社会背景や生活の中の身近な出来事の中での子供たちの心情を巧みに表現していることにある。
ここにまた一つ、少年を主役にした映画の名作が誕生した。今作の監督はポーランドが誇る女流監督のドロタ・ケンジェルザヴスカ。彼女の夫でもある『トリスタンとイゾルデ』(06)の撮影を担当した名手アーサー・ラインハルトとともに、孤独な少年の物語を、自然の光と影を巧みに取り入れた美しい映像で描きあげている。また、本作で叙情溢れるピアノの旋律を奏でているのは、映画音楽の巨匠 マイケル・ナイマン。彼女の前作を観た映画音楽のナイマンが、彼女の才能に惚れこんで、格安のギャラで本作の音楽を担当することになったのである。

[物語]
国立孤児院にわけあって預けられている少年クンデルは、将来、詩人になりたいと思う多感な子供だったが、先生から怒られ、他の子供たちとも仲良くしようとしなかった。そんな場所を嫌ったクンデルは、孤児院を抜け出し、母親がいる町に帰ることを決心する。だが、家に帰ってみると、母親は見知らぬ男とベッドで寝ていた。
母親の愛を渇望しながらも、母親の姿に嫌悪したクンデルは、一人で生きて行く決意をして、町はずれの川べりに打ち捨てられた艀舟に住みつく。ある日、艀舟で寝ていると一人の少女がクンデルの前に現れる。艀舟のそばにたたずむ裕福な家の子である彼女も、美しく賢い姉に対する劣等感や、誰にも愛されないと思う気持ちを抱いていた。幼い心に癒やされない寂しさを抱える二人は、お互いを気遣いあって絆を深めていくが・・・・

[見どころ]
ポーランドの美しい街並みや河川の風景が随所に登場する。光と影を見事に捉えたゆるやかで美しい映像はこの映画の見どころの一つ。また、主人公クンデルをはじめ、笑顔が印象的な少女、美しくもどこかミステリアスな雰囲気を持つその姉など、登場する子供たちがとても魅力的である。特に、少年クンデルの寂しげで射るような視線は見る人の胸を打ち、一度見たら忘れられない。

内容(「Oricon」データベースより)

自分の居場所を見つけられない少年の孤独な姿と心を、女流監督ドロタ・ケンジェルザヴスカが叙情性豊かに描いたドラマ。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
子役の存在感 2009/11/30
By ユイト VINE™ メンバー
タイトルも聞いたことがなく、存在すら知らない映画だったが、パッケージの少年の表情にひかれて、思わず観賞した。

必ずしも素晴らしくよくできた映画である、とは言わない。説明もセリフも少なく、たいていの人にとっては文化背景もよくわからない状況で、淡々と少年の行動を追っているため、人によってはよくわからず退屈に感じてしまっても不思議ではない。
実際、音楽は雄弁に物語りを彩ってはいるが、多用しすぎて却って映像美を殺してしまっている部分も少なくない。

それでもこの映画がしっかりと踏みとどまって観賞に耐えうるものになっているのだとすれば、それは主人公の少年のまなざしをしっかりととらえたことによる成功だろう。スープをくれてやるという大人に対して「いらない」といい、頼んだスープを「ただでいい」と言われてもしっかり金を置いていく。そういう、「気高さ」を感じさせる、強いまなざしだ。そして少女の、決して美少女ではないが愛嬌があって安心感を与える表情。この二つが、この映画を力強く引っ張って、魅力的なものにし、ポーランドの荒涼とした風景が、少年の孤独を際立たせる。少年の細かな生活のディティールや表情がしっかりしているのも良い。

物語の落とし所や、エピソードの描き方など、個人的には必ずしもすべて肯定はしない。もっと面白く出来る映画ではあったかもしれない。だが、少なくとも見て損しない、独特の存在感のある映画であることは間違いない。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「僕」の魅力 2010/9/19
By ストロベリーフィールズ トップ1000レビュアー
まるでジェームズ・ディーンを幼くしたような
まだ小学生くらいのキュートな少年。

寒さに震える姿はそのまま心の寒さを表現している。
口元にやる手は求める愛情を乞うているかのように切ない。

ドラマは決して深くはないし、
もっといいエピソードもあっていい。
でもこの少年の切ない表情だけで満点です。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 一色町民 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
愛する母親の庇護も受けられず、一人で生きていく決意をした少年の気高き生き様と、同じように孤独を抱えた少女との心の交流を悲しくも繊細に綴る。

クンデルを演じたピョトル・ヤギェルスキの、カメラを意識しない苦みばしった(?)表情や立ち居振る舞いは、実に自然。上目づかいの表情なんてホントに素晴らしい!!

主人公の少年クンデルは「詩人になりたい」と言いますが、彼の存在そのものが詩なんですね。また、近くに住む幼い女の子クレツズカとの心のふれあいが、物語の核になり、観るものの心を温かくする。2人が船の中で並んで座って話すシーンが素晴らしい。
ふたりは、お互いに自分はクズと思っているから、しだいに好意を抱くようになってゆく。逞しくしっかりしている少年だけど、やはり子供。誰にも愛されないという絶望を少女の前で泣きながら告白する姿には胸がしめつけられます。
また、少女が家に秘かに少年を招き入れ、お風呂に入らせるが、これも名シーン。少年は、バスタブに潜り、少女がのぞく姿を水のなかから眺める。リリカルな少年の透明感が広がるショットでした。

冬間近か、ポーランドの灰色の空と寒々しく哀愁が漂うような美しい街並み。この風景を光の明暗を巧みに活かし、セピア色に仕上げており、この映像美と美しい音楽が調和して物語を引き立てていた。

ラスト、明日2人で遠くへ行こうと約束して、朝を迎えるのだが、最後はつらい現実が待っている...。警察でキミは誰だと聞かれ、「僕は僕です」という言葉に、母親に拒絶され少女との交流も断絶された、孤独の極致にある少年の中にある小さな誇りと気丈かつ気高い魂を感じさせる。少年が、自分という存在をしっかり意識する成長の物語でもあります。英語の原題は、「I Am」。
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