モリナガ ヨウ作品の魅力のひとつはなんといてもその情報密度の厚さなのだが、
本書は驚くぐらいにスカスカである、
正確にはモリナガ氏のレポマンはいつものノリであり、
その点だけについてだけはファンの期待にこたえれるのだが、
絶対的に絵の枚数が足りていない。
(コレは本中でモリナガ氏本人も言っている)
更には写真で構成された消防車やコンバインの歴史、
編集部の文章と写真で構成された取材記事など、
著者としてモリナガ氏の名前を載せていることに疑問を覚えるページも少なくない、
それをモリナガ氏が描いてこそ、著者モリナガヨウとなるのではなかろうか?
加えて、そのような場面こそがモリナガ氏の真骨頂であろう。
さらには各車両のカタログの写真掲載なんてまさに蛇足、
載せるならキッチリ見えるように掲載すべきで、
縮小して読み取れないスペックグラフが掲載されたカタログなんて、
悪意あるページ埋めとしか思えない、
それらページ埋めが全体の4割程度もあるのだ。
モリナガ氏の魅力を生かした本ではなく、
モリナガ氏の魅力に便乗しようとした本である。