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働くことは生きること (講談社現代新書)
 
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働くことは生きること (講談社現代新書) [新書]

小関 智弘
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

町工場から時代が見える
職人の技ものづくりの魅力

腕のいい職人の仕事は粋で美しい。効率第一の裏で、働く人は要員に成り下がっていないか。旋盤工・作家が問う「仕事」の現在。

こころ豊かに働く――
物質的な豊かさに溺れると、人はそのモノの価値を見失う。かつて人びとはモノのうしろに、それを育てたり作ったりする人びとの労苦や技を見る目を持っていたが、それが見えなくなった。モノの利便性や経済的な、つまり実用的な価値しか見えなくなる。モノに対する価値判断が実用的になれば、労働に対するそれも同じことである。
自分で額に汗して働くよりは、他人に作らせてそれを安く買う方法を考えようとする。産業の二重構造をたくみに利用して、中小企業が作ったモノを大企業が売る。(中略)
そんな日本の社会の底辺で、働くことが生きること、生きることが働くことと信じて疑わない人たちがいる。町工場だけにいるわけではない。農村にも、学校にも、医療や福祉の現場にも、いや大きな企業のなかにもむろんいるのにちがいない。――(本書より)

内容(「BOOK」データベースより)

腕のいい職人の仕事は粋で美しい。効率第一の裏で、働く人は要員に成り下がっていないか。旋盤工・作家が問う「仕事」の現在。

登録情報

  • 新書: 232ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/12)
  • ISBN-10: 4061496395
  • ISBN-13: 978-4061496392
  • 発売日: 2002/12
  • 商品パッケージの寸法: 17.4 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 180,880位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 職人の生き様に学ぶ 2004/10/20
形式:新書
旋盤工とした働いた著者の経験を通して、働くこととは何かを教えてくれます。一見、単純でつらそうな町工場の日々の労働の中で工夫を重ね、ひたむきに働く旋盤工の姿を通して仕事の奥深さを、ものづくりの喜びを感じ取ることができます。昨今少なくなりつつある「粋」な職人の生き様は仕事の本質を考える上で貴重なお手本となってくれるでしょう。労働が合理化、細分化する現代ではいわれるがまま働く人間の機械化が進んでいるような気がしてなりません。働く意味や喜びがおきざりにされた今の日本社会に対して著者は強い警告を発しています。
就職活動を控えた学生や仕事の本質を見失った社会人、働くことを真剣に考えたい全ての人にとって役立つ本です。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 タイトルを地で行く自伝 2005/11/5
By daepodong VINE™ メンバー
形式:新書
 著者の自伝です。もちろん、タイトルからわかるとおり、労働を通じて得たもの、労働のなかでの人間関係を主眼に書かれています。また、どのようにして著者が労働者としての自分を保ちつつ、執筆の世界に入っていったのかについても詳しく書かれています。
 ここで注意しなくてはならないのは、著者も書いているように、「労働に貴賎はない」ということだと思います。町工場で働くひとびとが輝いて見えるのは、その技術の水準が世界に誇れるようなものであるからではなく、仕事に誇りと生き甲斐を持ってやっているからだ、という著者の主張は明確に読み取れますが、それはどんな仕事であっても、たとえ一見つまらない事務仕事であってもそうなのだ、ということを伝えたいのではないか、と考えます。もちろん、合う合わないはあるわけで、どうしても情熱を持てない仕事なら転職という選択肢を選ぶしかないわけですが(今は仕事を選んでいるほど余裕のない時代かもしれませんが)、与えられた仕事の中で全力を尽くすこともまた大事なのではないか、というのも著者の主張のひとつではないか、と感じました。
 仕事について思うところのあるかたには一読に値する書物です。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日本の力とは? 2003/3/9
形式:新書
随分以前にTV番組でホンジャマカの恵さんがこの本を
絶賛してたのを思い出し手に取りました。
著者の50年間東京大田区で旋盤工として生きてきた
角度から見た戦後日本の繁栄と変化について、深く
考えさせられました。
バブル前後からの軽薄短小な世の中の流れは宇宙ロケット
の部材という超最先端の物作りさえも行う町工場にもその

危機が確実に忍び寄ってきている様です。
最先端の技術?技術立国日本??、韓国や中国にいままで
日本のお家芸といわれてきた分野で次々に追い上げられ、
また追い抜かれそれでもまだその危機に気づかない我々
日本人はそうなってしまうの?
ここ数年の数ある有名企業の不祥事(原発・雪印・日ハム・

三菱自動車・・・・等々)や責任感のない銀行や!政治家の
仕事ぶり、も根元はマニュアル通り、言われたまま、
考えない、仕事に誇りを持たない、我々日本人の風潮その
ものに原因があるのではないだろうか?
そんな風潮に著者は町工場の旋盤工としての角度から強い
警鐘を鳴らしています。
この果てしのない不況の中、我々日本人が全員考えなければ

ならないヒントが隠された一冊でした。
働くことにちょっとつかれた貴方、お奨めです。

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