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働きすぎの時代 (岩波新書 新赤版 (963))
 
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働きすぎの時代 (岩波新書 新赤版 (963)) [新書]

森岡 孝二
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

働きすぎの時代
「『過労死診断

コンピュータ』、

働きすぎでダウン」

厚生労働省が一昨年に同省ホームページなどで「労働者の疲労蓄積度チェックリスト」の試作版を公開したところ、アクセスが殺到したという。「過労」は今や日本のみならず世界にまん延している。筆者はその要因を経済のグローバル化や情報通信技術の変化、浪費的な消費競争、雇用形態の多様化などにあると指摘。「(働きすぎにブレーキをかける手立ての)実現にはさまざまな困難がともなうことが予想される」と懸念しつつ、具体的な解決策を提案する。「働き方」のみならず、経営者に「働かせ方」の再考を促す書。


(日経ベンチャー 2006/02/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「MARC」データベースより)

いたるところから働きすぎの悲鳴が上がっている。まっとうな働き方ができる社会を作っていくために、いま何が必要なのか。グローバリゼーション、情報技術、消費社会、規制緩和などに着目して、今日の過重労働の原因に迫る。

登録情報

  • 新書: 243ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2005/8/19)
  • ISBN-10: 4004309638
  • ISBN-13: 978-4004309635
  • 発売日: 2005/8/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書の指摘は極めて正しい。だが、社会全体に余裕がなくなりつつある現在、残念ながらこうした傾向は今後ますます広がっていくだろう。 
 日本人の`勤勉さ'がこうした傾向に拍車をかける。職場内で、働きすぎを減らすためにどうしたら良いか、を考えるプロジェクトを作っても、そのために残業をしてしまうのが日本人だからである。本来なら労働者の健康や労働条件を守るべき厚生労働省の役人が過労であったり、本書の著者自身がそうであったり、こうした事例は枚挙に暇がない。
 経営者側の配慮が第一なことは言うまでもないが、私たち自身がもう少し`いい加減'になることこそが必要だ。電車や宅配便が遅れていらだつ私たちが、その向こうで働く人々の過労を誘発しているのだから。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By マルチちゅ トップ1000レビュアー
形式:新書
 本書は日本の労働者を苦しめている長時間労働について、その悲惨な実態を告発し、労働時間の短縮を訴える本です。
 本書の特徴は詳細な数値データと、マスコミ等に寄せられた生々しく凄惨な労働の実態、そして行間の節々に垣間見られる著者の「長時間労働は人間らしい生活を保障しない」という強い思いです。爆発寸前の緊張感がひしひしと伝わってきて、胸の内に切迫感を抱かずにはいられません。
 しかし、ただの告発には終わりません。この「働きすぎ」はどのように起こっているのか、4つのシンプルな分析軸から丹念に分析していきます。個人的には働きすぎが日本だけでなく、世界全体にまで広がっていて、まさに「働きすぎの時代」になっているということに驚きました。
 最後には働きすぎにブレーキをかける様々な行動指針が提案されます。些か決定打に欠けるような気もしますが、労働条件や権利を全く知らない人にとってはこれでもかなりの力になると思います。無力だった人々が少しずつ力をつけ、それがまとまることで大きな力になるのではないでしょうか。
 日本で働く労働者の大多数が、本書を読んで「そのとおり!」と、まさに万雷の拍手でもって迎える内容です。本書を読むことで、日々苦しめられている長時間労働を客観的に見ることができ、そして現状の改革に向けて大きく励まされる、そんな力強い本です。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
今の日本は、究極の利便性を追求し、非常に効率的な社会システムを築き上げた。昼夜問わず営業を続けるコンビニエンスストアや外食店は、私たちに「便利な生活」を提供しているが、これは著者の指摘するように、多くの人の長時間労働に支えられている。長時間労働の是非を考えるには、私たち一人一人がこうした「便利な生活」を本当に捨てる覚悟があるかを考えなくてはならない。今の日本では、経済の効率性と、人々のゆとりある生活とがトレードオフの関係となっており、長時間労働を根の深い問題にしている。多くの国民は働きすぎに悲鳴を上げているが、そうした声は政策当局にあまり届いていない。著者が掲げたような自殺・うつ病など悲劇的な事例は今後さらに増えていくであろう。

それにしても、日本の労働時間が本当に増えたかどうか、一番肝心な点について確固たるデータの裏づけがないのが残念。周辺データは充実しているのだが・・・自分自身の実感からすると、労働時間がそれほど増えてなくても、単位時間当たりの仕事の密度が濃くなり、精神的にも肉体的にも負担が重くなっているように思える。同じ残業50時間でも、仕事の中身によって体への負担は異なるのではないか。全般的には良書だが、ミクロの考察がやや弱い点と、警鐘を鳴らす狙いがあるにせよやや労働者側に偏った視点(経営者側の視点も加味し、現実的で実効性のある提案が学者には望まれる)であることから☆三つ。
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