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働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書) [新書]

長谷川 英祐
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

女王バチのために黙々と働く働きバチや、列を成して大きな荷物を運ぶアリたちに共感を覚えた経験は誰にもあるはず。しかし実際に観察すると、アリもハチもその7割はボーッとしており、約1割は一生働かないことがわかってきた。また、働かないアリがいるからこそ、組織が存続していけるというのである!これらを「発見」した著者による本書は、アリやハチなどの集団社会の研究から動物行動学と進化生物学の最新知見を紹介。人間が思わず身につまされてしまうエピソードを中心に、楽しみながら最新生物学がわかる科学読み物である。生命の不思議に感動すると共に、読後には社会・会社・家族などへの考え方が少しだけ変わる、ラクになる。

内容(「BOOK」データベースより)

7割は休んでいて、1割は一生働かない。巣から追い出されるハチ、敵前逃亡する兵隊アリなど「ダメな虫」がもたらす意外な効果。身につまされる最新生物学。

登録情報

  • 新書: 189ページ
  • 出版社: メディアファクトリー (2010/12/21)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4840136610
  • ISBN-13: 978-4840136617
  • 発売日: 2010/12/21
  • 商品パッケージの寸法: 17.4 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
89 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By patella トップ1000レビュアー
形式:新書
 誰にでもちょっと魅力があるタイトルではないでしょうか。帯には「7割は休んでいて、1割は一生働かない」とあり、さらに「身につまされる最新生物学」。
 主にアリの社会性行動の話なのですが、著者はいろんなことを人間社会に引き寄せて考えさせてくれました。といって「面白おかしい」書き方ではありません。平易ですが誠実で好感の持てる文章なので、結構真面目に考えさせられてしまいました。昆虫の行動の研究もかなりヒトの行動を説明できるところに来ていると感じます。

 アリの場合、普段休んでいる「7割」も結果的には「いざと言うときに働く力になる」という形で集団が長く存続する力となると考えられる。その説明に使われている「反応閾値モデル」という言葉は、説明を読むととても納得できるものでした。例に使われているのは人間集団の掃除の話です。「掃除しなくちゃ」と思う程度(閾値)には人により差がある。普段は一番綺麗好きな(閾値が低い)人ばかりが掃除することになるが、その人がいなくなってしまう(例えば卒業してしまうとか)とその次に我慢できない人が始める・・・。これは、私自身の実体験にもとても符合しています。
 でもこれ、その集団としては上手く機能するかもしれませんが、「割りを食う個体はいつも先に割りを食う」。働いている個体の立場からみたらちっとも「上手い」とはいえないですよね。とても身につまされます。
 こういった身近な行動の中にも、ヒトにも昆虫にも共通する原理があるというのは、わかってみるとやっぱり感動でした。

 そのほかにも様々な行動システムが、昆虫を中心に語られています。
 集団で生きて行く事が有利だったから集団を維持する様々な行動システムが生まれてきた。しかし「メリットあればデメリットあり」。システムができると、うまく「ただ乗り」をするものが入り込む隙間も多くなる。実際のアリの社会にもある、というのは驚きです。人間社会の複雑化したシステムは、人間社会を広げたけれど「ただ乗り」も増やした、ということは考えれば思いつくことがたくさんあるところ。ほんとに「身につまされる」話です。
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103 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 働かないアリに乾杯! 2011/1/11
形式:新書
 「働きアリの2割は働いていなくて、その働いていない2割を取り除くと、今まで働いていた8割のアリの2割がまた働かなくなる。」 
 そんな研究結果が、養老孟司氏の本や、マンガ「気まぐれコンセプト」に取り上げられた。なぜこんな奇妙なシステムが存在しているのだろうか。
 一見無駄に思えるこのシステムを本書はわかりやすく面白く解説してくれる。それは実に理にかなったものであった。わかりやすくいえば働いていない働きアリはサッカーのサブのようなもので、働いていたアリが疲れた時の交代要員なのだ。全員が働いていると疲れた時に交代するアリがいなくなる。それを避けるための合理的なシステムだった。さすが社会性昆虫、無駄な進化はしていません。
 今働きたくても働けない人たちも、世の中がピンチになったらあなたの出番だから、そのときを待とう!
このレビューは参考になりましたか?
55 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 働かないアリとは何を指すのか。 2011/3/7
形式:新書
著者がバリバリの学者さんであることは、この本の行間からにじみ出ています。この研究は儲かるとか、社会に役立つとか、というよりはもっと別の想いによって、生物を追いかけている著者の姿が、思い浮かぶ様な良著です。学者の本というと、難しい言葉で書かれていて、何とか最後までたどり着いてみたら、結論が読者に丸投げになっていて、破り捨てたくなる様な本も有りますが、この本は良く出来た物語を、読み終えた様な読後感が味わえます。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0 題名で読んでしまった
組織社会を形成すると言うことでアリもヒトも同じ。その組織の中で利己的で働かないアリもいれば、働かないヒトもいる。そういった点で見るとアリもヒトも似たり寄ったりなん... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ooo
5つ星のうち 4.0 自分みた
いにダメ人間でも社会では必要不可欠なんだなあと自己正当化できる素晴らしい本です。
投稿日: 3か月前 投稿者: ジョルジュ
5つ星のうち 5.0 実に面白かったです。
働かないアリの話から利己的遺伝子のはなしアリの彩波レイ(クローン)の話と興味深く読ませていただきました。働かないアリがいる集団は一見すると、生産性が悪いように見え... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 墨
5つ星のうち 5.0 このタイトルにピンときたら、買い。
種の存続のために個々が役割分担を行い社会を形成する生物を「真社会性生物」と呼びますが、この本ではその真社会性生物に関する様々な謎を解き明かすことで生命の不思議や個... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: Ksnoky
5つ星のうち 4.0 面白い
内容が面白いので、夢中になって読める本だった。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: サラス
5つ星のうち 4.0 このタイトル“ツカミ”は最高!
“働き蟻”なんて呼ばれているくせに実は7割ほどの蟻は巣の中で何もしていないらしい。おまけに一生涯、殆ど働かない輩もいる。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 昆布柴太郎
5つ星のうち 4.0 後半やや難解です!
レビュー数の多さの割りに平均評価が高いので
気になり中古で買っってみた。
読み始めは面白い!へぇ〜なことばかりだ!... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: tooboo
5つ星のうち 5.0 非効率の効率性
進化生物学者の書いた本です。働きアリの中に、働かないアリのいる生物学的意味にについて解説された本です。真社会性昆虫の個体よりコロニ―を優先する生き方の生物学的意味... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: フィラデルフィアン
5つ星のうち 4.0 日本と近隣諸国との関係を考える
 この本を読み始めたときは、以前自分がいた職場で感じていたことを思いながら読んで... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: ノクタンブル
5つ星のうち 5.0 働かない働きアリにも、ちゃんと存在意義があるのです
『働かないアリに意義がある――社会性昆虫の最新知見に学ぶ、集団と個の快適な関係』(長谷川英祐著、メディアファクトリー新書)には、「へーぇっ、そうなのか」と初めて知... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 榎戸 誠
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