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傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)
 
 

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書) [新書]

夏井睦
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 882 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

痛まず、早く、キレイに--
身体の力を生かす「最新治療」

脳よりも先に「感じ」「考え」、「共生」していた
人間の皮膚の持つ驚くべき力とは--

◎本書内容
ケガをしたら、消毒して乾かす、が世間の常識。
しかし著者によれば、消毒は「傷口に熱湯をかけるような行為」だという。
傷は消毒せず、乾燥させなければ、痛まず、早く、しかもきれいに治るのである。
著者は、今注目の「湿潤療法」を確立した形成外科医である。
その治癒効果に驚いた医師らにより、湿潤療法は各地で広まっている。
しかし肝心の大学病院などでは相変わらず、傷やヤケドを悪化させ、治りを遅らせ、
患者に痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われている。
なぜ、医学において生物学や科学の新しい成果は取り入れられないのか。
本書では医学界の問題点も鋭く検証。
さらに、生物進化の過程をたどりつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、
意欲的な仮説を展開しながら解説する。

○傷口のジュクジュクは傷を治す最強の武器である
○カサブタができれば安心......のウソ
○傷口に細菌がいるから化膿するわけではない
○消毒薬を使うのは「熱湯消毒」と原理は同じ
○ヤケドをしても入院も植皮も不要な例
○大病院の外科医にとってケガの患者は「招かざる」客
○ヒトを守る常在菌は人体の全細胞の数より多い
○脳は皮膚の持つ驚くべき能力を利用して作られた

◎本書目次
はじめに
第1章 なぜ「消毒せず、乾かさない」と傷が治るのか
第2章 傷の正しい治し方
第3章 ケガをしたら何科に行く?
第4章 私が湿潤治療をするようになったわけ--偶然の産物
第5章 消毒薬とは何か
第6章 人はなぜ傷を消毒し、乾かすようになったのか
第7章 「化膿する」とはどういうことか
第8章 病院でのケガの治療--ちょっと怖い話
第9章 医学はパラダイムの集合体だ
第10章 皮膚と傷と細菌の絶妙な関係
第11章 生物進化の過程から皮膚の力を見直すと......
      --脳は皮膚から作られた!?
あとがき

◎著者プロフィール
夏井睦(なついまこと)
1957年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。
日本形成外科学会認定医。石岡第一病院傷の治療センター長。
2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげて、
インターネットサイト「新しい創傷治療」を開設。
趣味はピアノ演奏。
著書に『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(主婦の友社)、
『さらば消毒とガーゼ』(春秋社)、『これからの創傷治療』(医学書院)、
『創傷治療の常識非常識』『ドクター夏井の外傷治療「裏」マニュアル』(ともに三輪書店)
などがある。

内容(「BOOK」データベースより)

ケガをしたら、消毒して乾かす、が世間の常識。しかし著者によれば、消毒は「傷口に熱傷をかけるような行為」だという。傷は消毒せず、乾燥させなければ、痛まず、早く、しかもきれいに治るのである。著者は、今注目の「湿潤治療」を確立した形成外科医である。その治癒効果に驚いた医師らにより、湿潤治療は各地で広まっている。しかし肝心の大学病院などでは相変わらず、傷やヤケドを悪化させ、治りを遅らせ、患者に痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われている。なぜ、医学において生物学や科学の新しい成果は取り入れられないのか。本書では医学界の問題点も鋭く検証。さらに、生物進化の過程をたどりつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、意欲的な仮説を展開しながら解説する。

登録情報

  • 新書: 304ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/6/17)
  • ISBN-10: 4334035132
  • ISBN-13: 978-4334035136
  • 発売日: 2009/6/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
タイトルから、特殊な治療法をさも普遍的に述べているような、かなりうさんくさい内容を想像しながら読み始めました。だが読み進めていくうちに、生物学や薬理学の基礎的な部分をしっかりと押さえた説得力のある理論と実践であることが明らかになります。
特に「切れ痔は消毒しない」ことは説得力がありました。
抗生剤の作用機序や、細菌の性質などに著者の思い込みも見受けられましたが、既存の概念をなかなか打破できないパラダイムに関する社会学的考察も面白く、特に終章の生物の進化に関する考察はとてもユニークで説得力のあるものでした。
近い将来、著者の湿潤療法がブレイクするような気がします。
このレビューは参考になりましたか?
48 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kya12
形式:新書
消毒しない、新しい創傷治療については、徐々に知られつつありますが、著者がそれを発見するに至った背景・過程がドキュメンタリー風に述べられており、おもしろく読めます。しかし、それだけではなく、なぜ無茶苦茶な消毒がまかり通ってきたのかについての文化的・歴史的考察も展開されており、そもそも皮膚とはどういう場所か、細菌とは、という点にまで敷衍されてます。
「化粧品のほとんどはインチキ」(232ページ)なマッチポンプ商品というのは知っていましたが、シャンプーも不要というところまでには思い至りませんでした。
とにかく、実生活で役に立つ知識満載の本です。アトピーについて知りたい方にも有用な内容です。
このレビューは参考になりましたか?
66 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぼるびー トップ1000レビュアー
形式:新書
書名をみて、某健康番組や巷にあふれている非科学健康法の類と
思う方も多いと思うが、誤解してはいけない。
筆者の経験と膨大な生物学的知識に基づき執筆された科学書であり
私のような医学の素人でも読みやすい内容である。

本書でも指摘しているように旧態依然とした治療を
行っている医師から見ると危険思想ともいえる湿潤治療。
自称専門家が素人に技術で負けてしまうのだから
反対派の医師たちの反発がすさまじいことは、
科学系の学会に出席したことのある科学者、技術者ならば容易に想像できる。
しかしそういった医師たちにこそ本書の内容について
大いに議論を交わして欲しいと願う。
患者である立場からすると、専門家に任せたのにろくでもない治療を
されてしまってはたまらない。
そういう意味でも大きな問題提起をしている良書である。

自分の考え方が正しいかどうかは論文の有無で判断するのではなく、
自然現象との一致性で判断するということを
今一度反対派の医師たちには思い出してほしい、と
本書を読み終えて考える次第である。
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