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債権回収の現場 (角川oneテーマ21)
 
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債権回収の現場 (角川oneテーマ21) [新書]

岡崎 昂裕
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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クレジット会社に借金を抱え、首が回らなくなった不良債務者たち。彼らに返済を促すのが、債権管理担当者の役割である。一般的には、暴力的で有無を言わさずに取り立てる、極悪非道な人間のイメージができあがっている。しかし、本書を読むとそれはまったくの誤解で、支払いを怠っている顧客と話しあい、打開策を見いだしながら、なんとか正常な顧客として立ち直らせようとしていく担当者の苦心がうかがえる。

著者は、大手信販会社に13年間勤務し、一貫して債権管理や回収に携わってきた人物。好成績を維持していたとはいえ、最後は無呼吸症や呼吸困難に見舞われたというから、その業務のストレスには計り知れないものがあっただろう。

本書には、債権回収者側から見た、現場の真実が描かれている。債務者との交渉の様子が事細かに描写されているほか、ずさんな審査体制、マルチ商法と信販会社との因縁、バックマージンをめぐる談合など、業界の内部告発的な部分にも多くの紙幅が割かれている。ゆがんだ企業論理と多重債務者の板挟みになって苦しむのは、ほかならぬ債権管理担当者なのだ。

債務者も人間なら、回収するのも人間である。バブルの夢から立ち直ることができずに借金を重ねた人、連帯保証人になったばかりに借金を肩代わりしなければならなくなった人、そして、おのれの命を賭けて、生命保険で後始末をした人…。金にまつわるエピソードに、楽しいものは何ひとつない。それだけに、やるせない読後感が残る。(朝倉真弓)

出版社/著者からの内容紹介

壮絶な不良債務者、相次ぐ顧客の死。声にならない債権回収の現場を描く。

不良債務者や裁判所との駆け引き、不正取引や社内外での確執、そして墜ちて行く不良債務者とその死――。「奴の通った跡は、瓦礫も残らない」とまで言われた元回収担当者の著者が見た、壮絶な回収の現場。


登録情報

  • 新書: 253ページ
  • 出版社: 角川書店 (2002/07)
  • ISBN-10: 4047040940
  • ISBN-13: 978-4047040946
  • 発売日: 2002/07
  • 商品の寸法: 17 x 11.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 424,098位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 亮子
形式:新書
最初難しい本なのかな?自分に理解出来るだろうか?
不安を抱きながら、読み始めてみたが理解しやすく解説されており
読み始めてからは一気に読めてしまいました。

自分とは縁遠く関係のない世界。そう最初は思っていたけど。。。
子供の医療費が足りず、最初はほんの少額を借りてしまった夫婦の話。

生活も慎ましく堅実で頑張っているのに!「ほんの少額」と軽い気持ち
で借りてしまった為に債務に喘ぎ苦しんでしまう。
誰にでも債務者になってしまえる可能性が大きい事を知りました。

作者の御尽力で救われる人。そうでない人。色々な話がありますが
債権者・債務者、共に人間でどちらの立場に居ても人としての真価が

シビアな事柄だけに問われてしまう。。。
とても切なくなってしまう話も多いけど、人間味溢れる作者の方の
気持ちが、ひしひしと伝わってきて暖かい気持ちにもなりました。

経済社会に身を置く者なら、会社員だろうが、主婦であろうが
フリーターであろうが。。。難解な本ではないので一度は手に取り
じっくり読んでみる価値のある本だと思います。

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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
信販会社の管理課で債権回収に携わってきた著者が、自身の実務経験を基に信販会社での債権回収業務とはどのようなものか人間ドラマを交えて赤裸々に語っています。債権者は「顧客」を「債務者」に変えてしまうという力を持つので、いかにして「債務者」がいかにして自発的に債務を返済させるかという苦悩が感じられました。メガ・バンクを筆頭に銀行などの金融機関が自分たちの経営基盤しか考えずに貸渋りや貸剥がしてを横行させている昨今、市井の顧客の視点に立った融資というものを考えるにも有益な一冊だと思います。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
面白い 2002/12/27
形式:新書
長年信販会社の債権管理部門で活躍した著者が,タイトル通り(信販の)債権回収の現場を実際を描写している.類書は少なく万人に勧められるのはもちろん,私は本書を特に以下の人たちに読んでもらいたい.

第一に,金融機関志望の学生.本書は信販業界についての記述がメインだが,銀行や消費者金融・事業者金融業界にも通ずる内容が多々ある.本書を読めば,金融という仕事の一端が分かるようになるだろう.

第二に,交渉事に強くなりたい人.多重債務者からの債権回収は,交渉事の極北に位置すると思われるが,その意味で,回収マン即ち「交渉のプロ」である著者が行う債権回収の方法は,非常に示唆的だろう.相手の主張のウラをとるとか,リスク管理のためにも交わした約束はすぐに実行してもらうとか,非常に参考になる記述が本書には含まれている.

最後に,企業で営業部門に属する人.本書に依れば,黒字をキープし会社を発展させる方法論として,営業部門は「債権(売掛債権・資産)を増やせ」,非営業部門は「債務(負債)を減らせ」と,根本的な発想の違いがあるという.著者は債権回収というバックオフィス(非営業部門)に属し,その考え方と方法論を債権回収という舞台で実践しているので,本書は,営業部門と非営業部門の発想法の齟齬を理解し,部門間の意思疎通を円滑にするためのヒントとなるだろう.

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