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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夢のある物語,
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レビュー対象商品: 傭兵ピエール(上) (集英社文庫) (文庫)
こいつはおもしろい。十五世紀のフランスなんて、まったく想像つかないとっつきにくい世界だと思っていたが、読み出したらもう止められなくなってしまった。百年戦争とあのジャンヌ・ダルクの登場である。その上、かの「青髭」ジル・ド・レもお出ましとあって、波乱万丈の物語は休む間もなくつき進んでゆくのだ。作者は、フランスの歴史を得意とするだけに、この時代をまるで匂うように描きだしてみせた。 展開は、まだ未熟なところもありスムーズではないのだが、それを補ってあまりある骨太の物語だった。主人公のピエールも根っからのヒーローではなく、人間としての弱さや、まっとうさに欠けるところがあり、またそれがよい味を出していて、この人物が死ぬところは絶対見たくないと思ってしまったくらいだった。 それにしても夢のある話だ。読んでいて胸のすく思いを味わった。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当のジャンヌダルクはこうだったのかも・・・,
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レビュー対象商品: 傭兵ピエール(上) (集英社文庫) (文庫)
フランスの聖女ジャンヌダルクと主人公を中心とし、さまざまな男女が明るく、生活感あふれ、時には激情に流され、戦乱の時代を駆けていきます。そして物語はラ・ピュセル処刑場へ!教科書とは違う世界がここにあります。でもひょってして本当は? 最後の1ページまでひきつけられた本でした。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心に残った本,
By 22歳 男 (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 傭兵ピエール(上) (集英社文庫) (文庫)
“倒れたくなる。挫けたくなる。けれど、ドゥ・ラ・フルトが直立して揺るがなかったように、ピエールも足を踏ん張って生きた。”未だに追いつくことのできない父の背中を思い出し、私はこの作品に、ピエールの生き方に強く感情移入してしまった。 百年戦争のフランスを背景に、傭兵として生きるピエールが生まれ育った境遇に抱いていた誇りと孤独はあまりにも生々しく、私が感じるこの作品の魅力は彼の人間臭さに集約されている。 佐藤賢一の筆力の真髄はこの作品にあると思う。
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