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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
三人の女性と一人のゲイの視点から浮き彫りにされるこの国と国民の体質,
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レビュー対象商品: 偽造証券 (新潮文庫) (文庫)
金融小説が猛烈に読みたくなった。これまで目にしたなかでは、川端裕人『リスクテイカー』、橘玲『マネーロンダリング』、黒木亮『アジアの隼』といった作品が印象に残っている。幸田真音は『傷』と『日本国債』を読んだ。新鮮で面白かったけれど、小説としての醍醐味がイマイチだった。『偽造証券』も序盤から中盤にかけてはとてもよかったし、期待がもてた。しだいに物語の進展が腑に落ちなくなり、最後で予想どおり肩すかしをくらった。『凛冽の笛』の文庫解説で岸井成格さんが、幸田作品の本質はノンフィクションとも経済小説とも違うジャーナリズムのジャンルだ、つまりジョーナリストの感覚と手法をもって書かれたこの国と国民への警鐘=直訴状だと言っている。なるほど。そうだとするとこの作品の読み所は「偽造証券」をめぐるサスペンスにあるのではなくて、三人の女性と一人のゲイの視点から浮き彫りにされるこの国と国民の体質や気質にあるのだ。(金融システムほど国と国民の体質・気質を濃厚に反映するものはない。)その意味では、原題の『ニューヨーク・ウーマン・ストーリー』の方が内容にふさわしい。(読後、どういうわけだか村上龍の『愛と幻想のファシズム』を読み返したくなった。)
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
偽造証券,
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レビュー対象商品: 偽造証券 (新潮文庫) (文庫)
銀行内での国債の扱われ方や、偽造証券がどうやって生まれるのかが詳しく練り込まれている。昨今の不安定な銀行業界の背景があるだけに、リアルにおもしろく読める。ただし、女性的視点なのか、本題に入るまでの序章に異常に時間がかかりイライラもする。また、主人公たちの行動が、「えーそんなことしていいの?」、と言いたくなるような幼稚な探偵ぶりでしらけてしまう場面も。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
そこそこおもしろい,
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レビュー対象商品: 偽造証券 (新潮文庫) (文庫)
主人公が著者自身みたいで、そういうのってものすごく鼻につくんだけど、 ストーリーはなかなかおもしろい。 アメリカを舞台に謎の失踪をした元銀行員の、 真実を解き明かしていく物語は、 意外な展開もあり先を読みたくなる感じ。 ただ前半のストーリーののろさにくらべて、 後半、乱雑というか投げやりというか、 簡単にいろんなことが進んでしまうストーリーの速さも、 ちょっと飽き飽きしてしまうところではあるが、 まあそこそこはおもしろい本。
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