西川版ゲッターこと、『偽書ゲッターロボダークネス』の第3巻。
表紙の帯で『ゲッターロボ』の巴武蔵が、「おれが女の子になって登場だってよォ!!」とちょっと嬉しそうなのが印象的です。
これまで、第1巻はゲッターIとそのパイロットの了(リョウ)、第2巻ではゲッターIIとパイロットのハヤトがクローズアップされてきましたから、当然第3巻はゲッターIIIとそのパイロットのムサシが・・・と思いきや、本巻のゲッターIIIパイロットは早乙女達人がつとめています。
思い起こせば旧作の『ゲッターロボ』でも、三人目のパイロットが見つかるまでは早乙女博士自らがパイロットを兼任していましたから、その伝統を踏襲しているようです。
ストーリーも全編通して達人を中心に描かれており、言うなれば本巻は「達人編」に位置づけられると思います。
本当の意味での「ムサシ編」は次巻に持ち越しとなりましたが、今後どのような展開で現在の“チーム・ゲッター”が形作られていくのか興味は尽きません。
ただ、本作は世界観がハード過ぎるため、万人には勧めにくいのが難点でしょうか。
せっかく面白い設定を盛り込んでいるだけに、それだけが惜しまれます。