今読むと本書に数多く紹介されている事例がやや古い感が否めないものの、政治や教育、裁判制度、医学等幅広くその権威が振りかざす常識を真っ向から否定し説得力のある論証が示されている。
しかも、その書き振りが結構辛辣であるため、読後感は爽快である。
特に、マスコミの権威(又は誤った慣習)に即した報道スタンスを批判している部分は最高。
終盤に日垣氏が読み、検証した「迷作著書」が挙げられているのも、救いがたい矛盾を容赦なく取り上げており面白かった。
日垣氏の本を読むと自分の頭で考える習慣が身に付くため、常識に凝り固まっているとお感じの方にはお薦めしたい。