著者が知りえた情報から誠実に本を書いていることは分かる。だが、しょっぱなからがっかりさせられた。
レジ袋を使わないのはエコではないと言う。その根拠を見ると、例えば「まず単純にレジ袋をやめれば、これまでレジ袋要に作られていた原料がいらなくなるので、それをまた煙突で燃やさなければなりません。」(p18)と書いている。
しかし、実際は、各種触媒の利用によって、燃やす前に他の原料に転用されるし、そういう技術は多様にあるのだ。この本は、結論はともかく(小生もレジ袋削減はナンセンスと思う)、論理が甘かったり、情報が古かったり、妙な飛躍があったりして自然科学に携わる者としては突っ込みどころ満載である。
それでもなお、読む意味はあると思う。科学者がこの本をクリティークしているサイトを読みながら、読み進めるのがよいと思う。船瀬某のような「政治」を感じないのが救いである。
また、環境利権がどのように構築され、年間数兆のお金が国民から無駄に徴収されているかを暴露しているところは、読んでいて損はない。