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偽善の医療 (新潮新書)
 
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偽善の医療 (新潮新書) [新書]

里見 清一
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、医者は患者に「買われる」サービス業にされた…。医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」「インフォームドコンセントは本当に良いことか」「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」「病院ランキングは有害である」「安楽死を殺人扱いするな」―。毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

里見 清一
臨床医。専門は呼吸器内科学・臨床腫瘍学。東京大学医学部を卒業後、大学病院内科および公立病院救命救急センターなどでの研修を経て、平成二年から呼吸器内科とくに肺癌の診療に専門に従事。日本癌学会・日本臨床腫瘍学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/03)
  • ISBN-10: 4106103060
  • ISBN-13: 978-4106103063
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
「人情は、『倫理』や規則よりも上位である」
この痛快な言葉に、EBMが正統かなとなんとなく感じていた自分を目覚めさせてくれました。
お金や物よりも、患者からの感謝の言葉が仕事をしていく上での糧になるというのももっともなこと。
嫌いなコーヒーも、場合によっては飲むべきというのはうなづける。
統計学的な見解も妥当だし、マスコミに対する批判も拍手もの。でもそんなことは構わずに世の中は進んでいくのかな?
このレビューは参考になりましたか?
47 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者は極めて聡明かつ博識(かつ声の大きいこと)で知られる斯界の第一人者であると拝察する(本名で書かれていないので、あくまで拝察するしかないのである)が、本書ではその緻密な(理系的)論理展開を如何なく発揮されつつも、我々の大好きな「人情」というエートスに拠ることにより、とかく格好をつけたがる本邦のがん医療を論じた他の書物にはない「本音」を小気味良く展開されており、是非多くの方々(特にがん患者さんとその家族)に読んで頂きたい書である。
ただタイトルに示したように、新書といえども本名で刊行されるべきであった。
医学論文とは異なり多くの一般オーディエンスを対象としているとはいえ、世間に対し「論を立てる」ということにおいては著者の責任はかわらない。
かの新聞社の方々ですら「署名記事」により本名を明らかにしているように(それゆえ時折2chにその氏名をさらされているのだが・・・)、文系の方々もそれなりの矜持をもって本名で論を立てておられるのだから、著者があえて「白い巨塔」の里見助教授の実兄の名をペンネームにされる必要はないように思われる(気持ちはわかるけどね・・・田宮二郎版「白い巨塔」の岡田英次は良かったですなあ)。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
愉快な愚痴 2009/9/18
形式:新書
とある医者の愚痴。
ただし,実に痛快で楽しい愚痴。

 医療界に蔓延るいくつかの“スタンダード”に対して,現場の臨床医的に,もしくは人情的・常識的に考えて,「これはおかしいだろ」と,ことごとく突っ込みを入れる(愚痴る)愉快な新書です。
 各章のタイトルを見るだけでも思わず「大丈夫?!」と心配になってしまうほど表面的には過激なテーマになっており(例:『消えてなくなれセカンドオピニオン』),文章も実にぶっきらぼうで痛烈なので,読んでいてハラハラしてしまうのですが,読み進むにつれ“人情的・常識的に”成る程ごもっとも,といつの間にか納得させられてしまうのが面白いです。

 ただ,論理が非常に明確な上砕けた口語表現も相まってスイスイ読み進められるのはいいのですが,それ自体に若干の薄気味悪さを感じないでもありません。本書の内容の殆どは筆者の主観・経験に基づく“常識的な”意見となっており,問題の歴史的経緯や背景について全く触れられていないテーマが散見されます。
 例えばこれが物理などの自然科学であれば,実験や理論の変遷の歴史などには直接触れずとも法則の説明・理解が原理的に可能だと言えなくもないですが,人間を対象とし社会と密接に結びついている医療行為ともなれば,その歴史を無視する訳にはいかないはずです。
 本書はその点に対する配慮が少々欠けているのでは,と感じてしまいました。
 しかし本書の趣旨・長所からすれば,この様な指摘は無粋なのかもしれません。

「次病院に行ったときには,医者をもうちっと信頼してみてもいいかな」
少なくとも自分は本書を読んでそんな気持ちになりました。
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最近のカスタマーレビュー
正論だと思う
著者は、執筆当時、がん研で肺癌を専門とする臨床医だったが、本書を読むと勤務医の本音・内情がよく分かる。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 南アルプス
異なる視点からのプロフェッショナル論
医療現場のリアリティをしっかりとしっている臨床医の著者による提言。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: MT
めちゃおもしろい!
作文力がすばらしいです。読み終わるのがもったいなく感じるほどおもしろかったです。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: transylvania
ネットの普及と医療改革
抗がん剤はひどいですね。今、医療改革のようです。精神薬害は何十年も医療は騙し続けて来た。長期服用患者は疲れ果て生きているだけで幸運だと思える程悲惨な状況です。長年... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: あかさたなあかさたなはまやらわん
率直に語られた医療や生死の話。
 著者は、肺癌の診療に専門的に従事していた医師。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: mfhty
真逆の真理
作者の軽妙な語り口が心地良い。
その中身のほとんどは愚痴っぽい口調で綴られているが、
内容は実に医療の本質を突いたものだと思う。
投稿日: 2010/4/23 投稿者: 医療関係者
患者の自己決定権には自己責任が伴う・・・
... 続きを読む
投稿日: 2009/12/18 投稿者: やすきち
信頼できる医師
本屋で偶然見かけて購入した。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/3 投稿者: hiro64151
まったく同意
臨床医として患者さんのために心を砕き、そして(おそらくは公立病院勤務の故に)国の施策に激怒する熱い著者の心意気が見える。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/21 投稿者: firefly7
ポピュリズム医療へのアンチテーゼ
母が大学病院に入院した時、インフォームドコンセント関係の書類の多さにへきへきしました。あらゆる可能性の説明がありましたが患者は混乱するばかりでなんの価値があるのか... 続きを読む
投稿日: 2009/8/15 投稿者: gehararigo
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