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偶然の音楽
 
 

偶然の音楽 [単行本]

ポール・オースター , Paul Auster , 柴田 元幸
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

メタローグ

ポール・オースターならこの人と言われる、柴田元幸氏の翻訳はいつもながらの名調子。元消防士の主人公ジム・ナッシュは、妻に逃げられ、疎遠だった父も鬼籍に入った。父の遺産を手に新車を買い、あてのない旅に出る。ここまでなら他のロード・ムービー的な小説と変わりないが、旅が終わった時点からドラマの本質がスタートする。金が底を突くようになったところで、ギャンブラーと知り合い、ひと山当てようともくろんだナッシュだが、思惑ははずれ、ついには借金苦に陥る。二転、三転するドラマの展開の中、静謐さを醸し出すオースターの独特の文章タッチがここでも存分に楽しめる。(新元良一)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.

内容説明

Nashe comes into an inheritance and decides to pursue a life of freedom. He meets Pozzi, a gambler, who exerts a terrible fascination over him, and together they take a desperate gamble. By the author of "The New York Trilogy", "Moon Palace" and "The Invention of Solitude". --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 新潮社 (1998/12)
  • ISBN-10: 4105217046
  • ISBN-13: 978-4105217044
  • 発売日: 1998/12
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 629,224位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「偶然の音楽」の切なさ, 2002/4/15
レビュー対象商品: 偶然の音楽 (単行本)
幽閉とも、あるいは内面的世界の醸成ともとれる「壁づくり」。彼はなぜそこに留まるのでしょう。

ありとあらゆるメタファーを読み解くおもしろさももちろんですが、単純に、魅力的なキャラクター(主人公ナッシュ、ポッツィ)やストーリーがページをめくる手を止めさせません。ダグラス クープランドの小説の主人公にどこか通じるような、もはや切なくひからびてしまった「行き場のなさ」。けれども焦燥感を抱くというよりは、むしろ穏やかに自分自身と向き合う、そしてそこから生まれる偶然の音楽…。いつの間にかナッシュに強烈なシンパシーを感じるようになっていました。

現代アメリカ文学が好きな人、とりあえず必読です。

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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 静かに激しい, 2004/8/23
By 
poohymca - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 偶然の音楽 (新潮文庫) (文庫)
抑えがたい衝動って、あるのだろうか。損得勘定を抜きに、破滅してもいいと思える衝動って、本当に衝動の形をとって現れるのだろうか。一般的に言われるように、それは瞬間的なものではなく、結局言い訳を山ほど思いつき、そして冷静な判断とのギャップを乗り越えて進んでいくことになる、と言った種類のものなのだろう。そう強く納得させられる作品。本当に良く書かれています。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 バカの壁でなく、年齢の壁?, 2006/5/4
レビュー対象商品: 偶然の音楽 (新潮文庫) (文庫)
巨匠、ポール・オースターの傑作とおもいます。主に男性において、30代終わりにさしかかる年齢で精神的な壁があります。カンタンに片付けてしまえば、青春の終わりといったところのものですが、かなり深刻な問題になるかもしれません。といったお悩みをおもちの方に推薦します。おおくの日本人は仕事がいそがしくて、そういうことを考えないかもしれません。しかし、いつかはやってくるものですよね。本書は、壁をのりこえてしあわせな中年になった話ではなく、青春の最後にギャンブルという冒険にはしったことがきっかけで、残酷なラストをむかえます。ラストに行き着く過程も醜く残酷です。しかし、ながく印象に残る名著だとおもいます。
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