「5th Wheel〜」を経て、届けられたタイトルは「偶然のアルバム」。「偶然」なんて綽々と言いながら、ブームに浮かれたシーンをクールダウンさせた彼ら。
「5th」と「偶然」の間に発売された4.のシングルver.で 所謂、”渦中の3人”をスチャダラ流に冗談交りで傍観してはいつつも、スチャダラはここで自ら祭りを終わらせた。その証拠か、このアルバムには、(LIVE AT BIG E)など気の利いたタイトルのついた別テイクが収録されている。
自ら身を引き、ひと波去ったのちの後処理に追われながらも「大変でしたよフントに のぞいちゃったよ自分の暗闇」「ほう いいじゃない 大事 大事」「言えた 旅の醍醐味」など じゃれ合うアニとボーズに胸を撫で下ろします。が、まだ端々に傷跡が転がってる感じが否めなくもない。5〜7.でピークを迎え、9で静かに、でも劇的に爆発。間に、8.『フレッシュ!』がクレジットされてるのがこのアルバムの救い所というか、何というか。
「イヤ大変だったよ どーにもこーにも 最終的には良かったけれども」、そう漏らしながら「道は必ずどこかでつながる 進め進め進めめいめい迷いながらも進め」と言い切るスチャダラに HIPHOP然とした頼もしさを見せつけられた気がした。