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偶然と必然―現代生物学の思想的な問いかけ
 
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偶然と必然―現代生物学の思想的な問いかけ [単行本]

ジャック・モノー , 渡辺 格 , 村上 光彦
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 単行本: 236ページ
  • 出版社: みすず書房 (1972/10)
  • ISBN-10: 4622004283
  • ISBN-13: 978-4622004288
  • 発売日: 1972/10
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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45 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
知識の倫理 2003/9/10
生物学には全くの素人です。それでも進化論には興味があって、グールドやドーキンスなどをいくらかかじったことがあります。本書は分子生物学を扱ったもので、基礎知識のない私にどれだけ理解できたかわかりませんが、「偶然と必然」というタイトルだけでも興味をそそられます。期待は裏切られません。

進化論が熱力学の第二法則に反しているのではないか、という疑問があります。でも、モノーに言わせれば全くその逆で、そもそも進化が不可逆なのはこの第二法則(負のエントロピーの増大)に従っているからだ、ということになります。また、人間独特の言語能力を進化の一要素として捉え直すべきではないか、という考えも記されています(ドーキンスが同じ試みをしていたと思います)。

モノーはカミュに大きな共感を抱いているようです。冒頭にカミュの「シシュフォスの神話」からの引用があり、最後の章は「王国と奈落」と題されていて、これまたカミュの「追放と王国」を連想させます。カミュ好みの「無関心」が世界観の底を流れていて、「知識の倫理」(知は力なり?)に人類の未来を託しています。進化が「必然」なら人類は「知識の倫理」に向かうでしょうが、「偶然」なら絶滅することもあり得るのでは、と私には思われます。

個人的には、随分以前に読んだ本の再読です。1970年に書かれた本なのに現在も絶版になっていないことに敬意を評します。きっと本書には、その後の科学の進歩(新知識による書き換え)では語り尽くせない何かが含まれているからだろう、と推察します。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaizen #1殿堂
タイトルが気に入ったことと、いろいろな本の参考文献にあがっていたので購入しました。
熱力学、生物学など、偶然におきたことを、統計的に見ると、その裏にある必然が見えてくる学問の真理を理解しようと思いました。
それから約35年経過した今も、なお、本質は変わっていないような気がします。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Excellent 2000/11/10
By カスタマー
 今なお遺伝子発現調節の基本モデルとなっているラクトース・オペロンとアロステリック酵素の研究によるノーベル賞受賞者の講演。これはおそらく、ドーキンスやスチュアート・カウフマンの基ネタで、もしかしたら、彼等より優れている。倫理的考察もすばらしく、30年たっても古びていない。
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最近のカスタマーレビュー
これ良かったよ。。。
この時代ですので、現代とは矛盾が生じるものもございますが、考えとしてはとても面白く、ロジックもしっかりとしています。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: T.A★
「現代生物学者によるダーウイン進化論の基礎付け」のはずだが、
世界中のamazon.comへ行って「進化論」のキーワードを検索すると、まず出てくるのがRichard Dawkinsの本。いまや彼は、かつてのThomas... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: Non-Materialist
現代の進化論での諸問題を包含している進取性に富んだ卓見
進化論における喫緊のテーマ「偶然と必然」の問題を1969年の講演を基に纏めたもの。「ドーキンスvsグールド(収斂説vs断続平衡説)」を先取りしたようなテーマで、時... 続きを読む
投稿日: 2009/11/15 投稿者: 紫陽花
分子遺伝学的生命論
今から、ゆうに37年は経過している古い本ですね。投稿者が21の秋にみすず書房の新刊が出て、この時、田舎の本屋で買ったものだ。オペロン説で分子生物学をリードしたモノ... 続きを読む
投稿日: 2009/10/2 投稿者: 時代錯誤
偶然とシンクロニシティーからフェルメールへ
偶然と必然がいかに生物と関わるかにおいて、本書はとても参考になる。本書を読んだ後、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著を読むことをお薦めする。もちろん、手前味噌... 続きを読む
投稿日: 2009/6/12 投稿者: 付会の哲学者
この世界における「偶然」の意味
生命の本質、進化の本質を論じた本。

まず、無生物と比べた生物の特徴として、内発的構造形成、合目的性、不変性が挙げられる。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/18 投稿者: θ
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まず、無生物と比べた生物の特徴として、内発的構造形成、合目的性、不変性が挙げられる。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/17 投稿者: θ
肉食系生物学者?
分子生物学者が自分の過激な思想を一般の人々に向けて述べたものである。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/3 投稿者: 汽車ポッポ
興味深い論考
... 続きを読む
投稿日: 2005/3/21 投稿者: autodidact-22
歴史に残る1冊
さすがに30年たった現在、この本から得られる新しい知識は少ないだろう。しかし、「複雑な生命現象に如何に理論的に切り込んで行くか?」、と言った問題は昔も今も共通であ... 続きを読む
投稿日: 2003/11/9 投稿者: tsuji178
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