松永氏は、密教や見えないものにとても深い見識をお持ちだが、ここで書いているのはそんなわけのわからないものに引き込もうというものではなく、もっと一般人がわかりやすい範囲で昔から大事にされてきた「環境学」を現代のものさしでとらえるための本。なぜ、そうなのか、それがなければただのオカルト。しかし、実際に地磁気が低ければ、人間のホルモンバランスが崩れて心身に不調をきたすことも科学的にわかってきているし、形や色が人間の神経系に与える影響も色の研究者の間では常識である。松永氏の風水は、見え方はあやしげだが、言っていることはほかの風水よりも筋が通っているので、基本・見えないものは信じない、という大槻教授であっても(笑)、納得して取り入れやすいと思う。周りの環境を整えることがいかに日ごろの自分を創っているかを意識する上でとても役立つ本である。