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中学受験という世界は本当に特殊です。子どもも、親御さんも、教師も、時に熱くなりすぎて常軌を逸してしまいます。
つい子どもを怒鳴ってしまったり、みんなでストレスから病気になってしまったり、塾に怒鳴り込んでみたり。
塾選びも大変です。大手塾でもひどいところがあります。預けるほうも預かるほうも気が気ではありません。
お金もかかります。そもそも中学受験をさせていいのだろうか、と誰もが思っている。
みんな悩みを抱えながら中学受験に関わっています。でも、そうした悩みを話す場が少ないのも事実です。
この本はそうした悩みを解放する場です。著者のご家庭の中学受験は本当に典型的なパターンかもしれません。
とまどいながら、あらそいながら、悩みながら、怒鳴りながら受験に向かっていきます。そうした手記は、
本当に共感させられ、身につまされます。もちろん、著者の方もこの本を指南書として書いたのではないようです。
本当に子どもへの気持ち、受験の悩み、泣いたり怒ったりしているのは自分だけではないのだ、と解放してくれる本です。
とても参考になる話もありますし、ヒステリックな怒り方をしてしまうところは反面教師でもありましょう。
この本はバイブルではなく、ただ解放空間なのです。また、文章がとってもおもしろくて楽しく読んでしまいます。
電車の中でニヤついてしまいます。
大学生で塾講師をしている私にはお母さん方が羨ましくなってしまいます。時に度を越えてしまう様が、
愛情の深さを示していることを改めて感じさせられます。
親御さんも、先生も是非一読してほしいと思います。偏差値30という本題より副題のほうがこの本を示している気がします。
続編のリレーアドバイスも素晴らしいです。一生懸命がんばらなければいけませんね。
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